秋冬のドライブは濃霧にも注意!

秋から冬にかけて起きる天候の急変は、運転にも様々な影響を及ぼします。中でも、霧が発生すると視界が悪くなり大変危険です。

霧は、気温が低下し、空気中の水蒸気が増えて発生します。空気が冷やされるほど、水蒸気は空気中に溶けにくくなり、水滴となって空気中を漂うのです。空気中に溶けきれない水蒸気の量が増えれば増えるほど、濃霧となります。

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霧が発生すると、気象庁が濃霧注意報を発表することがあります。その理由について、同庁は「濃い霧により災害が発生するおそれがあると予想したときに発表します。対象となる災害として、濃い霧により見通しが悪くなることによる交通障害等があげられます。」と説明しています。

運転中に濃霧に遭遇した場合、どのように対処すればいいのでしょうか。

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濃霧発生時は早めのロービームで対応しよう

運転中、濃霧に遭遇した場合、どのように対処する必要があるのでしょうか?指定自動車教習所に勤務する指導員に話を聞きました。

「霧が発生したときは、早めにヘッドライトやフォグランプ(霧灯)を点灯し、速度を落として走行してください。

ただし、ヘッドライトをハイビーム(上向き)にすると、霧に含まれる水蒸気に光が乱反射して、より周囲を見通せなくなります。必ずヘッドライトはロービーム(下向き)にしてください。

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また、フォグランプは悪天候で視界が悪いときに車の前方を効率よく照らすことができます。

近年の車には、フォグランプを廃してヘッドライトだけ装備している車も多くなっていますが、フォグランプが装備されていれば、悪天候時に積極的に使用してほしいと思います。

ちなみに、かつては黄色いフォグランプを装備している車がかなり多く存在していましたが、現在ではほとんどがヘッドライトと同色の白いフォグランプが主流です。その理由は「目立ちすぎる」「ヘッドライトと同色にしたい」など様々ですが、保安基準上はどちらのカラーでも問題ありません。

ただし、黄色いフォグランプの方が、光の波長が長く、路面が見やすくなります。そのため、すべての車ではありませんが、一部の教習車やタクシーは、視認性を優先して、今でも黄色いフォグランプを装備することがあります。」

濃霧発生時は、速度を落としつつ、ヘッドライトやフォグランプを積極的に使用すれば、事故防止につながるでしょう。

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