新型プリウスPHEVは、GR86並みの0-100km/h加速を達成

■第5世代HVシステム&第2世代TNGAプラットフォームを導入

2022年11月16日(水)、ついにワールドプレミアされた5代目となるトヨタの新型プリウス。


新型プリウスのエクステリア(2.0L PHEVプロトタイプ)


新型プリウスのリヤビュー(2.0L PHEVプロトタイプ)

斬新さが目立った先代に対し、ロングノーズ&ショートデッキを基本とするスポーティなエクステリアを纏って登場しました。

新型ではHEV(ハイブリッド車)、PHEV両モデルのデザインが一部を除き基本的に共通化されました。


新型プリウス予想CGとの比較(下は筆者予想)

その外観は予想を裏切らない出来で、グンと低く、ワイド化されており、“スポーツカー然”とした5ドアハッチバックモデルとなっています。

現時点では具体的な数値が公開されていませんが、海外情報などによると全長4,600mm(+25)×全幅1,780mm(+20)×全高1,430mm(-40)、ホイールベース2,750mm(+50)と、ワイド&ローなプロポーション。[※( )内は従来比]

「Hybrid Reborn」をテーマに、長く愛される「感性に響く普遍的な美しさ」を追求したそうです。

(広告の後にも続きます)

●空力重視で滑らかなエクステリア・デザインを採用


新型プリウスのフロントマスク(2.0L PHEVプロトタイプ)

フロント廻りは風の乱れを抑える滑らかな面構成を採用。ウインカーを兼ねる「コの字」型の大型デイライトや細幅のラジエターグリル、両サイドの突起部が印象的なロアグリルなどが目を惹きます。


新型プリウスのリヤビュー(2.0L HEV プロトタイプ)

デイライトの下方に丸型単眼のBi-Beam LEDヘッドランプが配されており、日中はその存在が目立たないように意匠を凝らしているようです。

フロントフェンダーから前後ドア、リヤクォーターパネルに至るまで、滑らかでボリューム感のある意匠面で構成されており、タイヤハウスの張り出し感はなかなかのもの。


新型プリウス予想CGとの比較(下は筆者予想)

サイドビューでは、ロッカーパネルから後方へ立ち上がるレリーフがスピード感を演出。ボディ後部を緩やかに絞り、風の流れをスムーズに収束させることで風切り音を抑えると共に、操縦安定性を向上させているそうです。


新型プリウス予想CGとの比較(下は筆者予想)

クラウン・クロスオーバーと同様に、スポーティモデルでありながら、前後ホイールアーチ部にグロスブラックの樹脂製フェンダーガードが設定されているのも新型の特徴。

また、リヤドアガラス部に移設したリヤドアハンドルがスッキリとしたサイドビューの実現に寄与しており、大径19インチタイヤも存在感を放っています。


新型プリウスのリヤビュー(2.0L PHEVプロトタイプ)

ボディ後部では、薄型一文字のリヤコンビネーションランプ下方に車名の「PRIUS」をバラ文字で配置。

ルーフからバックドアのテールランプ廻りまでがクラウン・クロスオーバーと同様にブラックアウトされており、ボディサイドで収束するユニークなレリーフも目を惹きます。

長らくバックドアに設けられていたライセンスプレートは、下方のリヤバンパー内に移設されています。


新型プリウスのインテリア(プロトタイプ)

一方、インテリアは「アイランドアーキテクチャー」コンセプトに基づき、圧迫感の無い空間と、ドライバー視線による直感的操作性に配慮した、運転に集中できるコックピットを両立させており、12.3インチのセンターディスプレイがドライビングをアシストします。

インパネには、トヨタ初採用の「イルミネーション通知システム」が設定されており、アンビエントライトとして室内を彩るだけでなく、トヨタセーフティセンスと連動する新機能を追加。対象物を検知した際、アラームが鳴る前にイルミネーションの点滅でドライバーに注意喚起します。