緑色の体色に9本の線が横走りしている、とても美しい魚が釣れることがあります。

投げ釣りや穴釣りなど、さまざまなアプローチに食い付いてくるのが、このベラです。

どんな特徴や生態を持っていて、どうやって釣ればいいのか、詳しくご紹介しましょう。

美味しい食べ方も、同時にアップします。

ベラとは

ベラとは、スズキ目ベラ科の海水魚のことです。

さまざまな種類が存在しますが、ここではキュウセンというベラについて取り上げましょう。

体長は、成魚で25cm前後にまで大きくなり、浅い岩礁帯や砂地エリアに生息しています。

緑色をベースにして、黒い筋が走っている個体は、オスだとみていいでしょう。

幼魚のときやメスは、赤っぽく発色しています。

キュウセンは雌性先熟タイプ、つまり幼魚のときには全部メスであり、成長するにしたがってオスに性転換します。

25cm前後のベラが緑色の体色をしているのは、オスを釣り上げたからなのです。

夜は寝てしまうベラは、昼の日照のある時間帯に捕食活動をおこないます。

おちょぼ口で、ゴカイなどの多毛類や小さなエビなとせの甲殻類を食べています。

また水温が15℃を下回る冬場には、なんと砂地に潜って冬眠する習性も持っています。

春に目覚めると、7月ぐらいまでは産卵期に入ります。

食べるのに向いている旬は、夏場でしょうか。

身は白身でウロコは薄く、身体に走っている骨は他の魚ほどキツくはありません。

その代わりに小骨が多いので、食べるのが面倒!という人も結構多いでしょう。

他の魚と同じように、薄いウロコを丁寧に剥がしてから、頭を落として三枚におろしてください。

食べ方は、刺身や素焼き・煮付け・焼き霜造り・天ぷらなどがおすすめです。

小骨が残らないようにさぱく必要がありますから、刺身はやや小さ目の切り身になってしまうかもしれません。

ベラは、西日本で人気が高く、食べる対象としては高価な魚の種類に含まれています。

東日本では、釣りの外道のように扱われるほうが多いでしょうか。

その影響を受けて、関西エリアでも外道扱いするアングラーが結構います。

チヌ釣りやシロギス釣り、ロックフィッシュゲームを楽しんでいる最中によく掛かるからでしょう。

ベラについばむようにバイトされると、ゴカイなどのエサなら身切れをおこしてしまいます。

いわゆるエサ盗りとして、敬遠されがちな立場になっているのです。

出典:魚図鑑

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ベラをルアーで釣るにはどうすればいい?

ベラを効率よく釣り上げるには、どうすればいいでしょうか?

注目したいのは、ベラの口元。

体格の割りにはおちょぼ口なので、フックを口の中に入れるのは至難の業でしょう。

そこで用いたいのが、トラウトゲームで活用しているルアーとシングルフックです。

ルアーは、噛まれても千切れたりしない、金属製のスプーンがおすすめです。

シルバーやゴールドなど、フラッシング効果の高いカラーを選んで、ラインに結びます。

キャストしてコンクリート壁の際などに落とし込んでください。

ラインがたるんだら着底した証しなので、リールハンドルを回してスイミングをスタートさせましょう。