「名二環全通」効果てきめん "名古屋高速経由"から大幅移行 1年で物流にも変化

名古屋市街の郊外迂回ルートの完成は効果大でした。

2021年5月に全線開通

 名古屋第二環状自動車道の名古屋西JCT~飛島JCT間が2021年5月に開通し、名二環全通を迎えてから、まもなく1年半。NEXCO中日本は2022年10月20日(木)、開通から1年後の整備効果について発表しました。

 これによると、開通区間の交通量は、1日あたり約2.3万台(3月時点)。約3割が大型車です。

 伊勢湾岸道から名古屋市中心部へ向かう交通流は、もともと東海JCTから名古屋高速東海線を経由していたのが、72%が名二環の名古屋西JCT経由へ移行したといいます。また、犬山・小牧方面から楠JCTへ来た交通流や、一宮方面から清須JCTへ来た交通流も、伊勢湾岸道へ向かう車の98%が名二環へ移行。名古屋高速の通過交通が大幅に減少し、混雑緩和へ効果を発揮したことがわかりました。

 下道の国道302号では、大型車の交通量が1日4100台から3400台ヘ約17%減少し、渋滞損失時間も開通前の年間44万人時間から1割の減少となっています。ETC2.0プローブデータによると、トラック輸送の所要時間は、当該区間の開通で約21分短縮したといいます。

 これにあわせ、飛島周辺に物流センターが新設されたのをはじめ、物流施設の新規立地件数が急上昇中。名古屋港飛島ふ頭も東側コンテナターミナルが改良工事中で、陸・海の物流拠点としての重要性が増している状況となっています。

 NEXCO中日本はこの他にも、東名阪道の集中工事による迂回ルートとしても効果を発揮したとしています。相次いでリニューアルを迎えている東名阪道は、沿線一般交通に影響を与えることなく集中工事を実施できるようになりました。