富士山麓で育まれる銘酒・富士錦をお土産に

元禄年間創業の老舗蔵「富士錦」は、18代続く、静岡で最も歴史のある蔵元です。仕込みに使われる水は、もちろん富士山の伏流水。蔵の真下には、伏流水の流れる層があり、井戸でくみ上げています。硬度は32と、とても柔らかな軟水です。

米は蔵の周りをぐるりと囲む田んぼで育った自家栽培の酒米を使用しています。富士錦は、米にもひとかたならぬこだわりがあります。先代の17代蔵元は国から特別な許可を得て、戦後直後は贅沢品であった“米だけを使用したお酒”である「富士天然醸造酒」を造りました。

これが、現在、多くの人に知られている「純米酒」のきっかけとなっています。先進的な取り組みを行いながら、300年変わらない伝統技法で、美味しいお酒を造り続けてきた酒蔵なのです。

蔵は、事前予約で見学ができます。18代蔵元の案内で、米を蒸す「和がま」や、ここにしかない酵母が生き続ける「仕込蔵」などを見てまわります。30分と60分のコースがあり、11月~4月は見学できない場合もあるので、事前確認が必要です。

見学を終えたら、隣接する直売所でお土産の購入はいかがでしょう。モンドセレクション最高金賞を10年連続受賞した「富士錦 純米酒」をはじめ、季節限定のお酒、焼酎、ワインまで多彩な酒類を販売しています。見学者には5銘柄ほどの試飲を用意してくれるので、飲み比べてお気に入りの1本を見つけるのも楽しいでしょう。

富士錦酒造株式会社

住所:静岡県富士宮市上柚野 532電話:0544-66-0005(要事前予約)見学時間:9:00~16:00の間で30分または1時間見学料金:無料見学人数:5~20名定休日:日・祝日、第2または第3土曜(詳細はwebでご確認ください)駐車場:普通車5台、バス2台web:https://www.fujinishiki.com

雄大な富士山の麓、ゆったりと流れる時間、国立公園などの都会では味わうことのできない大自然、地域に息づく「ヒト」「モノ」「コト」との触れ合い。富士宮の里山ワーケーションは、心や体、頭のリフレッシュだけでなく、新たな発見を得られる場所でもあります。

思い立ったときに富士宮へ足を運び、刻々と変化する富士山の姿に時を忘れ、稲穂を通り抜けるそよ風を感じ、満点の星空の下、炎を囲み仲間と語る……そんな安らぎの時間を過ごしてください。

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