エアフィルターの種類【購入時に注意しよう】

乾式エアフィルター

乾式とは名前のとおり乾いているエアフィルターを指します。現在の車に最も多く使われているタイプであり、1番価格が安いです。

しかし細かいチリやホコリをろ過できず通してしまうので、3種類のなかでは最もろ過性能が低くなります。そして定期的な清掃が必要なのも乾式の特徴です。

湿式エアフィルター

湿式とは、エアフィルターのろ紙が濡れているタイプを指します。オイルを染み込ませており、常に濡らしておくことでろ過性能を向上しています。

バイクでは、ろ紙ではなくスポンジが使われている場合もあり、形状に多様性がある点が湿式の特徴です。そして、定期的なメンテナンスが不要なタイプがあるなかで、ものによっては水洗いでメンテナンスを行う場合もあります。

ビスカス式エアフィルター

ビスカス式とはビスカスオイルを染み込ませたエアフィルターを指します。湿式と同じに見えますが、染み込ませているオイルの種類が違います。

3種類のなかで最も高寿命であり、ろ過性能も高い点が特徴です。しかし性能に比例し、価格も一番高くなります。

また、一般的に使われているタイプではないため、適応している型があるのかしっかりと調べるようにしましょう。

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エアフィルターの交換時期は?

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©naftizin/stock.adobe.com

エアフィルターの交換奨励時期は約5万キロです。しかし、チリなどの汚れが多い場所をよく走行しているなら、5万キロになる前に汚れが目立ってくることもあります。

そのため一概に距離によって交換するのではなく、汚れ具合を確認しましょう。

汚れたエアフィルターは汚れにより真っ黒になっています。加えて、細かなチリなどがろ紙に入り込み、エアーで飛ばしてもほとんど汚れが落ちなくなります。

もし長年交換していないなと思うのであれば、一度エアフィルターを取り出し汚れを確認しましょう。

自動車メーカー別 エアフィルターの交換時期目安

メーカー別のエアフィルター交換時期をご紹介します。大前提として覚えておいてほしいのは、この表に書いてある走行距離はあくまでも目安であるということです。

この記事では、公式ホームページで発表されているメーカーのみに絞ってお伝えします。

  • トヨタ:5万kmごと
  • ホンダ:5万kmごと
  • マツダ:5万kmごと(普通車)、4万kmごと(軽自動車)、6万kmごと(RX-8)
  • スズキ: 5万kmごと(普通車)、4万kmごと(軽自動車)
  • スバル:5万kmごと(普通車)、4万kmごと(軽自動車)
  • 日産:3万kmごと(ガソリン)、 2万kmごと(ターボ、ディーゼル)
  • ダイハツ:4万kmごと

ただし、シビアコンディションの場合、早めの交換を奨励しているメーカーが多数です。

大切なのは定期的に汚れ具合を確認すること

メーカー別にエアフィルター交換時期をご紹介しましたが、どのメーカーも同じくらいの走行距離でエアフィルターの交換を奨励しています。大事なのは、汚れ具合を見ながら交換タイミングを決めるということです。

いくら走行距離が短くても、走っている道によっては汚れ具合が早くなる可能性があります。例えば、いつも走っている道路に砂埃が多かったり、工業地帯のような空気の悪い場所であるなどです。

そうなると、走行距離を目安に交換していると遅すぎます。そうならないように定期的にメンテナンスを行い、交換時期を決めることが大切です。