バス釣り用のバイブレーションルアーにはさまざまな種類が用意されていますが、内蔵ウエイトが外側にまで飛び出しているタイプといえば、ジャッカルのTNトリゴンを思い起こすことができます。
特徴のあるフォルムから繰り出される扱いやすさは、ボトムのズル引きを含めた新しいアプローチを可能にしてくれました。
ここでは、TNトリゴンを用いた釣り方について、詳しくご紹介しましょう。
TNトリゴンとは
TNトリゴンとは、ジャッカルから発売中のバス釣り用バイブレーションルアーのことです。
サイズの設定は、3種類用意されています。
最も小さなものは、全長52mmでウエイト11.2g。
MLパワー程度のベイトロッドでもスピニングロッドでも、キャストしやすいように作られています。
小振りなので、バスの大小を問わずターゲットにできるのが強みでしょう。
初心者アングラーが手返しよく釣り場をチェックするのに、とても向いているタイプといえそうです。
搭載しているフックは、お腹側が8番で最後尾が10番のトレブルフックです。
次に大きいのが、全長60mmで、ウエイト18.5gのタイプ。
オールラウンドに使える、ベイトタックル向きのバイブレーションルアーです。
フックは、お腹側が6番で最後尾が8番のトレブルフックになっています。
そして最も大きなサイズが、全長70mmでウエイト31.5gのタイプ。
ウエイトがとても重いので、ロングキャストで広範囲をスピーディーにチェックするのに向いています。
着水してからボトムに到着するまでの時間も短いですから、深場を効率よく探るのにも向いています。
実際にボトムまで沈めてみると、アゴを下にして横倒れせずに立っています。
これなら根掛かりのリスクを抑えられますし、ワームリグのようなズル引きで誘いをかけることもできるでしょう。
実際にTNトリゴンシリーズを、フィールドで使ってみました。
まずは、最も小さなTN50トリゴンから。
釣り場は、水路などの小規模エリアで、水深は2mほどでしょうか。
軽めにキャストして、流れのあるところのボトムを取ってみます。
すぐにラインがたるむので、着底したことが目で確認できるのが嬉しいです。
そこからロッドティップを立てて、TN50トリゴンをリフト。
水面まで引き上げずに、ロッドティップを前倒しにすると、再度着底します。
このショートピッチなリフト&フォールを繰り返しながら、水路の最も深いところをトレース。
それが完了したら、今度は少し浅い水深の場所も絡めて、丁寧にトレースします。
アゴ下からウエイトが突き出す、アウトメタルシステムを搭載しているので、何かに触れると敏感に手元に伝わってきます。
情報量は、他のバイブレーションルアーを用いるよりも多く感じますから、根掛かりしてしまわないようにしましょう。
バスがアタックしてくると、それまで感じていた振動が消えます。
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TN60トリゴンの実釣インプレ!
次に用いたのが、TN60トリゴンです。
野池へ出向いて、シャローフラットが広がるエリアで、キャスト数をこなすアプローチを仕掛けました。
キャストして着底、そのままただ巻きリトリーブの繰り返しです。
アウトメタル部分に何か接触するたびに、リールハンドルを回すのを早めれば、根掛かりを回避することができました。
バスは後追いしてきて丸飲みバイトしてくれるケースが多いので、バラシはかなり低く抑えられるでしょう。