自分が実際に見た魚をビビットな色合わせでダイナミックに表現する沼津市公認おさかなアートクリエーターの鈴木翔太君(以下、翔太君)の作品を紹介するとともに、おさかなアートや海のこと、最近の出来事などについて掘り下げてインタビューする連載企画「おさかなアートクリエーター・鈴木翔太、今月の1枚」。

今月は、自身の展示会を開催している中国へ行くため準備をしている翔太君へ、展示会のこと、楽しみにしていることなどについてお伺いした。また、アートを通じたボランティアに参加している最近の翔太君の出来事も写真とともにご紹介!

今月の1枚!

dream dragon fish (龍魚)

翔太君

夢の中で見た想像の魚です。翼のようなヒレと、光るヒゲ。キラキラ輝く宇宙のような海を描きました。この絵は岳陽市美術館(国立美術館)に収蔵します。

編集部

金色や緑の模様が幻想的な、昔の神話に出てきそうな魚ですね。

翔太君

龍は「龍神」と呼ばれるなど、幸運を呼ぶ想像上の生き物と聞きました。見た人に幸運が訪れたら嬉しいと思い、この名前をつけました。

(広告の後にも続きます)

翔太君、展示会開催中の中国へ行く!

今年の3月から10月12日(水)までの間、中国で展示会を開催している翔太君。そんな中、中国へ行くために旅費の準備をしはじめたとの情報を翔太君のTwitterで発見!中国へ行ってみたい理由や楽しみにしていることなど、お伺いしました。

過去の連載にて紹介した中国での個展の様子や詳細はこちら!

編集部

来月まで開催している中国での展示会。終了まで後少しですが、半年以上にわたる海外での展示会に挑戦してみた、翔太君の今のお気持ちをお聞きしたいです。

翔太君

中国の展示会で、岳陽市の小学生、中高生に見てもらって嬉しかったです。僕の絵を見た生徒たちが、絵の感想を小さな紙に書いて額の後ろに貼ってくれたそうなので、それを見るのが楽しみです。

編集部

Twitterで「中国へ行くために旅費を準備している」との投稿を拝見しました。このタイミングでなぜ中国へ行こうと思ったのですか?

翔太君

展示期間中、小学生や中学生と国際交流を行いましたが、その時に岳陽の皆さんが「翔太君は必ず岳陽に遊びに来てください。歓迎します」と言ってくれたのが嬉しくて、岳陽に行こうと決めました。

編集部

中国の生徒さん達からのラブコールがあったのですね!展示会開催当初は、新型コロナの影響がなければ中国へ行く予定だったのでしょうか?

翔太君

はい!展示スタートの時、コロナがなければ岳陽市に行こうと思っていました。でも、中国に入国した日から2週間隔離が必要で、観光ビザが15日間だったので岳陽に行くことができなかったんです。

編集部

やはり、コロナ禍の入場規制は厳しいですね。中国に行く旅費はどうやって準備をしていく予定なのですか?

翔太君

今まで自分の描いた原画やグッズを売ったお金を貯めていたので、それを旅費にする予定です。でも足りないので、沼津港にあるギャラリーで展示販売を10月11日(火)まで開催しています。

編集部

中学1年生にして、自分が描いた絵を販売してお金を貯めるなんてすごい!頑張ってください!中国に行ったら、何か楽しみにしていること、やりたいことはありますか?

翔太君

やりたいことはいっぱいあります!中国の暮らしや文化を勉強したり、学生がどんなことに興味を持っているか、勉強内容など、普段の様子も聞きたいです。あと、沼津市との交流の歴史も聞いてみたいし、本場の中国料理も食べたいです!

編集部

すごい!やりたいこといっぱいですね(笑)。また、中国へ行った際は、感想を聞かせてください。ちなみに、次に海外で展示会を行うとしたら、どこでやりたいですか?

翔太君

やっぱり水族館で展示したいです。以前断られてしまったのですが、シンガポールの水族館で個展がしたいです!