日産 新型フェアレディZ 165台に「駐車中の予期せぬ走行」のおそれ

2022年9月29日、日産は新型フェアレディZ の動力伝達装置(パーキングロック)において「駐車条件によっては駐車ブレーキを掛けていないと車両が動くおそれがある」として、国土交通省にリコールを届け出たことを発表しました。社内からの情報によるものとし、現在の不具合件数は0件で、事故の発生はないと伝えられています

リコールの対象となるのは2022年(令和4年)6月30日~2022年(令和4年)8月26日に生産されたモデル製作期間は購入した時期と一致しないので、必ず確認するようにしてください。

日産は、所有する車種が該当する場合は速やかに点検・修理を受けるよう伝えています。これらの対応は2022年9月30日より随時行われるとのことです。

自身の所有する車が対象車両かどうかは、リコール・改善対策・サービスキャンペーン対象車の検索で確認できます。

自分の車がリコール対象だった場合、最寄りの取り扱い販売店へ来店日時を予約し、点検・修理を受ける必要があるとのこと。修理代などは無料で、費用などは発生しません。

アメリカで日産フェアレディZに販売停止命令!?ATの不具合で車が勝手に動き出す恐れ

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日産 新型フェアレディZ の不具合の状況

リコール イメージ画像

新型フェアレディZの9速オートマチックトランスミッション(AT)において、パーキングロック機構(Pレンジにした際に車輪を機械的に固定するもの)が不適切なため、特定の条件、操作をした場合に一時的にパーキングロックが外れ、最悪の場合、駐車条件によっては駐車ブレーキを掛けていないと車両が動くおそれがあるようです。

これをうけて日産は、全車両、トランスミッションコントロールモジュールの制御プログラムを対策品に書き換える。なお、対策プログラムの準備ができるまでの間、停車時に駐車ブレーキ使用の注意喚起を実施し、対策プログラムの準備ができしだい改めて案内するとしています。