路線バスに大型EV

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2014年4月、鹿児島県薩摩川内市が全国に先駆けて路線バスへ導入した大型EVバスがわずか5年で運行を終了しました。

一般的な路線バスの寿命は10~20年ほどと言われており、比べると5年はかなりの短命です。

非常用電源や地域イベントの展示品として保管されていたこの大型EVバスは故障が多発したことや、引退後も活用される機会がほとんどなく、その生涯を終えました。

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原因は相次ぐ故障

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大型EVバスの路線バス導入は北九州市とならび日本初で、今回処分されたバスは1回の充電での走行距離は最長で80km、デザイン面においても九州新幹線「つばめ」を担当した水戸岡鋭治さんが手掛けるなど電気バスの話題性と一貫したデザイン面でまちをPRできたという評価があげられています。

しかし、処分に至った原因は予定した稼働日のうち運行休日が約3割を占めるほどの故障の数々だったようです。

故障の内容はおおやけにされていませんが、予想されることとしてはEV車特有の繊細なバッテリー周りにおける温度上昇や逆に冷え切ってしまうことで起こるトラブル、劣化問題などではないでしょうか。

また、バッテリーだけでなく充電周りの突発的に起こるトラブルによってもすぐに対処することは難しく、稼働予定だったとしても急遽取りやめになってしまうこともあったのではないかと考えられます。

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