守り抜いた山を散策|シャクナゲの里 岳人の森

『雨乞いの滝』のある名西郡神山町からさらに人里はなれた標高約1000mの山岳にある『シャクナゲの里 岳人の森』へ。
ここは、この山の持ち主である山田勲(いさお)さんが23歳の時(1972年)に、林業全盛時代の中で「このまま植林が進み自生の木々が失われていけば、山の風景は一変し、産業の変化とともに、地域は廃れていくに違いない」と、独力で山岳植物園に育てあげた場所。

シャクナゲやヒメシャガをはじめ、地域に自生する希少な高山植物の楽園です。


岳人の森を造り上げた山田勲さん

スギやヒノキなどの植林を何度も進められたそうですが、自然を守るために拒否し続けたそうです。
「始めた当時は周りから笑われた」と、勲さん。

さらに現在では、飛騨高山で料理の修行を積んだ息子さん(充さん)が、創作日本料理【観月茶屋(かんげつちゃや)】を営んでおられます。


勲さんの息子であり、観月茶屋の料理長である山田充さん

「父の想いを継いで岳人の森へ戻った」と語る充さん。
ここ『岳人の森』では、希少な自生の植物園、ここで獲れたものを使った食事、そしてキャンプ場と、自然を存分に味わうことができる場所だ。

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自分を見つめなおす護摩行と滝行

この旅、最後に訪れたのは徳島市入田町にある『建治寺(こんちじ)』

徳島で滝行ができるのはこの建治寺だけだそう。
護摩行も滝行も、何かも初体験である。

護摩行では、事前に渡していた愚生の願いも読み上げていただき、護摩木が投じられた。

言葉足らずで申し訳ないが、、護摩行の迫力が凄かった。
普段、焚き火で火は見慣れているとはいえ、やはり火には何か力があると思う。

護摩行が終わると、次は滝行だ。滝行場は建治寺から下ったところにある。その道のりは、鎖場があるなど少し険しいものだった。

行衣(白装束)に着替え、いざ。
この日の水量は少なかったが、それでも頭上から落ちてくる水の重さは十分に感じられる。

流れる水のみ見える世界で、頭・肩・背中に受ける水の圧。般若心経がぐるぐると頭を巡り、やがて自分の内面と向き合えるような感覚に。