高級ブランドの満足度ランキング

高級車を主に扱うラグジュアリーブランドでは5ブランドが対象に。結果は上画像のとおりです。

最も高かったのはレクサスで810ポイント。レクサスは「店舗施設・サポート」「商談」の2ファクターでセグメント中最高評価を獲得しています。

最下位となっているアウディをみても、マスマーケット国産ブランドのトップに輝いた日産よりも高いポイントを獲得している当たり、いかにラグジュアリーブランドが顧客のことを意識した活動をしていることが伺えます。

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半導体不足などによる長納期化が評価に影響

現在、国内の新車販売市場は、新型コロナウイルスの感染拡大に端を発した半導体などの部品不足、さらには一部の車種での海外での需要増加などの要因を受け、納期遅れや受注停止といった影響が出ている状況です。

そんな中、正規ディーラーで1年以内に新車購入した顧客の納期に対する評価は、ラグジュアリーブランドでは前年と同水準であったのに対し、マスマーケット国産ブランドでは前年から低下。

特にマスマーケット国産ブランドで顕著

「契約から納車までの期間」が2ヶ月を超えていた割合は、ラグジュアリーブランドでは前年比+7ポイントの38%でしたが、マスマーケット国産ブランドでは前年比+16ポイントの42%に。

長納期化の問題は、マスマーケット国産ブランドでの影響がより大きいものとなっています。

また、検討したものの購入には至らなかったリジェクターの非購入理由でも、「納車までに時間がかかりそうだった」という回答割合は、ラグジュアリーブランドでは前年からさほど大きな変化はありませんでしたが、マスマーケット国産ブランドでは前年の10%から17%へと増加。長納期化による機会損失が見受けられる結果となりました。

自動車業界は半導体不足!でも「半導体」って具体的にどこの部品か説明できる?