車のアルミテープチューンとは?

アルミテープ
©frog/stock.adobe.com

車のアルミテープチューンとは、その名の通りアルミテープを車両に貼り付けることで性能向上を図るというチューニングです。

クルマの表面は空気と同様に+に帯電しやすいものです。同じ+電位同士だと反発力が強くなり、抵抗が生じ、スムーズな走りができなくなります。

アルミテープがもたらす除電効果により、走行中のクルマが受ける空気と、生じる抵抗を減らすことができ、クルマが持つ本来のパフォーマンスを引き出したスムーズな走りを実現させることを可能にします。

ちなみに、静電気は湿度が高いほど短時間で解消され、雨天ならクルマの帯電が晴天より少ないことが証明されています。

トヨタが特許を取得、86のマイナーチェンジ時に導入し話題に

2016年秋に行われた86のモデルチェンジのタイミングでトヨタが発表したアルミテープは、ネットなどで話題になりました。

クルマに貼ることで空力改善などクルマが持つ本来のパフォーマンスを引き出す効果が期待できるとか。

アルミテープはコストが安く、そして耐久性もあるので、発表当初はトヨタディーラーやホームセンターからアルミテープが消える現象が起きました。

(広告の後にも続きます)

車にアルミテープを貼り付けるとどんな効果がある?

直進性・操舵安定性の向上

車体に帯電している静電気を除去することで、その車本来の性能を発揮できる、または向上させるという効果が得られます。

主に、バンパー、ドアガラス、フロントガラス下部、ステアリングコラム下へアルミテープを貼ることで車体の静電気を除去します。これにより、空気の流れを整えて直進性能や車体の安定性、操舵安定性を確保できます。

燃費の向上

前述していますが、アルミテープをクルマに貼ることで、直進性・操舵安定性が向上します。直進性・操舵安定性が向上すれば、アクセル操作を減らすことができるので、燃費の向上も期待することができます。