あと数年で軽自動車が売れなくなる?

今後数年以内に、軽自動車の新車販売ができなくなる可能性があると言われています。いまでは乗用・商用あわせて年間150万台以上売れている軽自動車。なぜ急に売れなくなってしまうのでしょうか?

その背景には2024年に導入される騒音規制の「フェーズ3」の存在があります。

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電動化必須?騒音規制「フェーズ3」の脅威

軽自動車は将来的に日産サクラのような電気自動車のみになるかもしれない

騒音規制とは自動車から発せられる騒音を減らすため、国際基準で定められたルールです。

現在は「フェーズ2」と呼ばれる段階の規制値が適用されています。2020年10月から発売された車両に適用されていますが、2022年9月以降は継続販売車に対しても適用されるようになります。

これがフェーズ3に移行することで、フェーズ2には含まれなかったタイヤノイズの騒音値も加味されるようになることから、現在販売されている自動車のほとんどが基準値をクリアできなくなると言われています。

もちろん軽自動車もその対象。フェーズ3をクリアするためには電動化が必須と言われていますが、大半の軽自動車はガソリン車もしくはマイルドハイブリッド車です。これらのモデルは今後販売が難しくなる可能性が高いでしょう。