友人と釣り船でマゴチを釣りに行き、「釣れなかった~」という苦い経験から2ヵ月。先日出掛けたマイボートでの釣りで、やっと本命のマゴチをゲットすることができました! 47cmと43cm の2尾を自らの手で、そして夫が釣った 45cmの計3尾。これはいろいろな料理を楽しめそうです。

というワケで今回は、一つテンヤでねらうマゴチ釣りと、以前ご紹介した大分の調味料「かぼすこ」を使った料理も含め、さばき方&料理を紹介させていただきましょう。






一つテンヤでマゴチをねらう



一つテンヤとは、オモリとハリがセットになった「テンヤ」と呼ばれる仕掛で主にマダイを中心にさまざまな魚をねらう釣りです。ハリはメインの親バリとサブの孫バリがセット(二段)になっており、エサには冷凍エビを使います。この一つテンヤを海底まで落として底付近を攻めるのですが、今回は砂地を中心にマゴチをねらってみました。

当日のポイントは水深8m前後とかなり浅い場所です。8号から10号の一つテンヤを使いました。
底に一つテンヤが着いたら糸フケ(たるんだ糸)を巻き取り、糸を張った状態で竿をスーッと上へ持ち上げ2秒程停止。そしてストンと下に落とし2秒止める。私はマゴチを一つテンヤで釣るとき、このような動作を繰り返します。数回その動作を繰り返したら、一旦巻き上げてエサの確認をするといった具合です。

しかしなんと今回は、最初の着底から糸フケを取り1回目のスーッと持ち上げた瞬間、手にした竿に重みを感じてドキッ! 突然訪れた独特の重みと首フリ、そして暴れっぷり。「これは間違いなくマゴチだ!」と一気に気合が入りました。マゴチはスーッと竿を持ち上げた瞬間に食いつくことが多いので、油断してはいけないと思い出させてくれる1尾でした。
ちなみに、マゴチは最後まで暴れるので、取り込みはタモでしっかりと行いましょうね。



 

2尾目は釣れない1時間半が続いたあと、最後の1投と決めたターンで釣れた嬉しい1尾。私の竿がしなり、すぐに夫の竿もしなり、最後の執念と集中が通じたのでしょうか。改めて集中力も大切だと感じました。



釣れたマゴチは目と目の間の少し下にある凹みの場所に、ナイフなどで切り込みを入れて締めています。締めるのが上手くいくと、写真のようにヒレが一瞬キレイにひらく(?)ような気がします。

(広告の後にも続きます)

マゴチをさばく

マゴチはヒレがしっかりしているので、すべてのヒレをハサミで切ったあとウロコを取るようにしています。また、マゴチの場合はウロコが細かいので、ウロコを取ったあとタワシなどでさらにゴシゴシと洗い流します。



40cm越えのマゴチをさばくときは、裏返して穴(肛門)のあるところに包丁をあて、切り離します。このように切り離すと、料理の際にラクだと思いますよ。






そして、今回はサイズのいいマゴチだったので「胃袋も食べよう!」と胃袋を取り出してみると、胃袋から魚の尾ビレがはみ出していました。立派な魚を食している(恐らく脂ののった)マゴチを釣りあげたようです。


サイズがよかったので胃袋も食してみることに。立派なベイトの尾ビレが顔をのぞかせていましたよ。きっと脂がのっているはず!

 

ところで余談ですが、最近私のさばく道具に仲間入りしたのが、前々から気になっていた、G・SAKAI「サビナイフ」です。
私が購入したのは刃の背側でウロコも取れるナイフです。今回、マゴチを船上で締める際も使いやすくスッと刺さりましたし、自宅でのウロコ取りでも刃の背中側の凸凹でウロコ取りができて楽でした。思った以上にとてもキレイにウロコが取れて気に入りました。

私が購入した魚をさばく際の便利ツール「サビナイフ」。魚を締めるのもウロコを取るのもこれ1本。ただし、よく切れるので扱いに注意が必要です。当然、不用意な携帯も避けましょうね