東京都と神奈川県を隔てる多摩川の長くて広い河川敷にはBBQエリアが点在していますが、下流域では草地でのんびりデイキャンプができるスポットは多くはありません。

ネットで検索しているうちに、そんな居心地の良い“穴場”らしきエリアを見つけました。

梅雨の合間の晴れた日、自転車で多摩川沿いのサイクリングロードを走り、府中市の「郷土の森公園バーベキュー場」まで出かけてデイソロキャンプを楽しんできました。

広々とした郷土の森バーベキュー場




郷土の森公園バーベキュー場の利用時間は午前8時から午後9時まで。

水道とトイレは土手の階段を上がり、サイクリングロードを横切って野球場側に降りたところにあります。

水道の先に小さいけれどがっちりした公園のトイレがあり、その横には清涼飲料水の自動販売機があります。

生ゴミをはじめすべてのゴミは持ち帰りなので要注意です。

売店は公園のなかの交通遊園に小さな雑貨店があってお菓子やカップ麺などを売っているほか、郷土の森博物館の横に「観光物産館」があり地元野菜や食材が買えるらしいが、徒歩だと遠いので必要な食材は持参した方がよさそうです。

ただ、電車やバスでも来られるアクセスの良さもありがたいし、サイクリングロードが整備されているので、ママチャリで気軽に来ることもできそうです。

(広告の後にも続きます)

多摩水道橋で川崎市から東京都へ




平日とはいえ、早めに着いて良い場所を確保したいと思い、GoogleMapで調べた自転車の所要時間は1時間20分だったので、6時40分に自宅を出発しました。

実は、ランドナーと呼ばれるツーリング用自転車を購入したばかり。

デイキャンプに必要な道具を積んでそれなりの距離を走るのは初めてです。

果たして事故を起こさず無事に楽しんで帰還できるのだろうかと少しばかり不安も抱きながらペダルを漕ぎだしました。

買い物や休憩もしながらのんびり走ったため、目的地に到着したのは予定より遅れて8時30分ごろ。

「え、もう着いたの?」という感じで、意外とスムーズに漕ぐことができてホッとしました。

川沿いに広がる草地には運動している人や散歩の人が2、3人いるだけで、先着のテント利用者は見当たらない。

広々とした草地のどこにテントを設営しようか迷うほど。木陰も点在していて涼しげでしたが、テントのUVカット機能も試しかったので、あえて日なたに設営してみました。

設営場所は、やや砂交じりの地面と草が入り混じったところにしました。