関越道に直結! 整備進む「上沼道」 全通すると北越急行のライバルに?

国道253号の「十日町道路」と「八箇峠道路」の事業が進んでいます。これらの道路は上越魚沼地域振興快速道路(上沼道)の一部を構成することになりますが、どのような計画なのでしょうか。

南魚沼側と上越側で事業推進中

 国道253号の「十日町道路」と「八箇峠道路」の事業が進んでいます。

 十日町道路は十日町市北鐙坂から同市八箇までの10.8km、八箇峠道路は十日町道路に接続し同市八箇から南魚沼市余川までの8.5kmを結びます。

 十日町道路は全線が未開通です。2019年度に事業化され、2022年度は道路や橋梁、トンネルの設計、公共補償が推進されます。

 八箇峠道路は、八箇峠トンネル(2840m)を含む八箇IC~野田IC間6.6kmが2017年11月に開通していますが、残りの野田IC~余川IC(仮称、国道17号六日町バイパスと接続予定)間1.9kmが建設中です。この区間では、関越道の六日町ICと接続します。

 2022年度は用地買収や埋蔵文化財調査、改良工事が進められる予定です。

 十日町道路と八箇峠道路は、どちらも設計速度80km/h、2車線(片側1車線)で設計されます。

 国土交通省北陸地方整備局によると、八箇峠道路の全線が開通すると、十日町市街地から南魚沼市街地までの所要時間は、現在のルートからさらに2分程度縮まり22.5分に。また、十日町道路も整備されると、六日町IC~松之山温泉(十日町市)間は約8分短縮され約44分になる見込みです。

 十日町道路と八箇峠道路は、地域高規格道路「上越魚沼地域振興快速道路」(上沼道)の一部を構成するバイパスです。

 上沼道は新潟県の上越市から南魚沼市に至る長さ約60kmの道路です。北越急行ほくほく線に並行する形で、北陸道・上信越道・直江津港と関越道を連絡します。

 上越側は計9.9kmが開通しており、8.3kmが事業中。南魚沼側は前述の八箇峠道路の一部である6.6kmが開通し、残りの1.9kmと十日町道路の10.8kmが事業中です。

 この間に挟まる安塚IC(上越市)~十日町市北鐙坂間(約23km)は事業化の前段階である「調査中」となっています。

 この上沼道が全線開通すると、地域間の所要時間が縮まります。国土交通省北陸地方整備局長岡国道事務所の資料によると、東京~上越間の所要時間は、関越道+上信越道経由よりさらに約30分短縮されて約190分に、上越市役所~南魚沼市役所間は約40分短縮されて約60分になる見込みです。