車のナンバープレートを取得する際、数字へのこだわりを叶えてくれる「希望ナンバー制度」がありますが、ひらがなの部分までは指定することが出来ません。

過去には、このひらがな部分までも選ぶ禁断の方法があったというのですが、それは一体どんなものだったのでしょうか?

人気の高い数字は抽選が行われることも

登録自動車用の希望ナンバー制度は、平成11年5月にスタートしました。(一部地域では平成10年5月に先行スタート)その後、平成17年1月には軽自動車でも希望ナンバーを選べるようになっています。

ユーザーが選択できるのは、ナンバープレートの中にある一番大きな数字4桁(一連指定番号)です。それ以外の「管轄地域」「分類番号(小さな数字3桁)」および「ひらがな」部分は選ぶことができません。

選択できる数字部分については、人気の高い一部の数字で抽選方式がとられています。全国一律の抽選対象番号は「1」「7」,「8」などの人気の一桁ナンバーや、,「88」,「333」,「777」,「1111」,「8888」などのゾロ目ナンバーなど、全13通り。

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また、特定地域名表示に限って、抽選対象番号に指定されているものもあります。

例えば札幌や千葉、大宮、品川、足立、名古屋、大阪、神戸などでは「1122」が抽選です。その他にも「3」,「2525」,「8008」なども地域限定の抽選対象希望ナンバーとなっています。

抽選対象希望番号では、毎週1回月曜日に抽選を行い、当選した人のみがその番号を取得できます。落選した場合は、翌週の抽選に再度申し込むことが可能です。

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ひらがな部分を選ぶために行われていた裏技とは?

希望ナンバーを申請すると、抽選対象番号以外では、その日(もしくは翌日)のうちに発行されるナンバープレートの全容が分かります。申請後には希望番号予約済証が発行され、ここに新たに発行されるナンバーが記載されるためです。

過去にはこの仕組みを悪用し、希望のひらがなが出るまで、申請とキャンセルを繰り返す人が多くいました。

ひらがな部分は、ナンバープレートの発行順に登録車であれば「さ」から、軽自動車であれば「あ」から順につけられていくため、何度も申請とキャンセルとを繰り返すと、じきに希望のひらがなにたどり着いたのです。

©88studio/stock.adobe.com

しかし、現在ではこうした無理なキャンセルを行い、行政の作業を妨害する行為を防ぐため、希望ナンバー申請後の申請内容訂正はできるようになりましたが、キャンセルは行えなくなりました。

力技としては、1回5,000円程度かかる申請費用を何度も支払い、希望のひらがなが出るまで、申請を繰り返すという方法はありますが、現実的ではありません。 

また、ナンバープレートのひらがなには使用されないものがあります。

「お」(あと似ているため)、「し」(死を連想させるため)、「へ」(屁を連想させるため)、「ん」(発音しにくいため)の4つです。

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出典:国土交通省

さらに自家用車では、登録車の場合、つけられるひらがなは「さ」から「を」まで。(うち「わ」「れ」は、レンタカーのみ)事業用車両では「あいうえかきくけこ」を使用します。

そのため、登録車(自家用)に、「あ」のひらがなを付けたいと願っても叶いません。(事業用車両では「あいうえかきくけこ」を使用します)

このように、ナンバープレートのひらがなは選ぶことができないうえ、条件によっては絶対に付与されないひらがなも存在します。 

どの仮名が来るのかドキドキしながら、偶然の出会いを楽しめると、新しい車の納車も一層有意義なものになるでしょう。

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