ヨーロッパで聞いた恐ろしい車上荒らしの被害と怪しいおじさんの話

ヨーロッパでよく聞く車上荒らしの恐ろしい手口

ユーロッパでよく聞く車上荒らしの手口に、車中泊している車内にガスを充満させ、意識を失った所で強盗に入るというものがあります。

これは珍しい手口というわけではなく、よくある手口だというので、本当に怖いです。

特に高速道路のサービスエリアでこの被害に遭った方が多く、旅先の情報を調べていると、気を付けるようにと注意喚起しているのをよく見かけます。

実際にいろいろな場所で、荷台が開けられて中身が空っぽの盗難に遭ったであろうトラックが何台も放置してあったり、窓が割られた車や、燃けた車がそのまま放置してあるのをたくさん見かけました。

ドイツで車中泊時に遭遇した怪しいおじさん

以前ドイツの高速道路のサービスエリアで車中泊をしていた時の話です。

深夜、大きな荷物を持ったかなり怪しいべろべろに酔っ払ったおじさんが、愛車の周りをずっとウロウロしていて、しかも謎の言語でずっと話しかけてきました。(こういう時は無視して相手にしないのが1番です)

そしてどこにも行く様子がない。大きなバックをなぜか私たちの愛車の下に置いていたので、「人の車の下に荷物を置いて何をしているのか?爆発物など変なモノが入っているんじゃないか?そもそも車もなく深夜に酔っ払って高速道路で何をしているのか?」など、かなり警戒していました。

その時はパトロール中の警察官がいたので報告し、その後、無事に連れていかれました。

あのおじさんは何が目的だったのでしょうか?車上荒らしもこの怪しいおじさんも、人間が1番怖いとつくづく実感する体験でした。

また、ドイツのサービスエリアでの車中泊時には、何者かが就寝中にサイドドアを開けようとしてきたことも。

ひやひやする場面に何度か出くわしましたが、幸い、今まで直接危害を加えられるようなことはありませんでした。しかし、それはただ運が良かっただけ。もしかしたら、命に関わるようなことになっていたかもしれません。

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車中泊旅をする上で普段から気を付けたいこと

車中泊旅に限らず、安全に旅をする上で普段から気を付けたいことを改めてまとめてみました。

身分証明書や書類のコピー、控えを用意しておく

もしもの時に備えて身分証明書や重要な書類(車検証など)のコピーは必ず用意しておきたいものです。

それに加えて、失ったら困るであろうカードなどのナンバーや必要時の連絡先なども控えて、コピーと一緒に保管しておくと安心です。

控えは、万が一免許証などの身分証明書が入った財布やパスポートを落としたり盗まれたりした時にあると心強く、旅に出る時には必ず、コピーを原本とは別のところに保管しています。

貴重品の場所・車を離れる時の注意点

寝ている間に侵入された時の事も考えて、貴重品は絶対に盗られない場所に保管しておくことをオススメします。

同様に車を駐車して離れる時は、見える場所に高価なものは置かないのもポイントです。

私たちが車上荒らしに遭った時は、フロントシートにバックパックがあり、ジッパーはちゃんと閉じていたのですが、全て開けられていました。

外から見たときに「なにかありそうだな」と思わせたら、狙われてしまう可能性が高いので、そもそも見える所には普段からあまりモノを置かない様にした方が良いかもしれません。

私たちも被害にあってからは、バックパックを置いたまま車を離れる際には、すべてのジッパーを予め開けておいて、「なにもありませんよ」アピールをしています。

ヨーロッパでは買い物に行くときや観光をするときなど、駐車場で車上荒らしに遭ったという話をよく聞きます(特に大都市)。

予防として

  • 人通りの少ない治安があまり良くなさそうな場所には駐車しない
  • 駐車場は有人で有料のところに停める
  • 係りの方にチップを少し多めに払い、気をつけて見てもらう

などしています。