あおり運転するドライバーが狙うのは「喧嘩しても勝てる相手」

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あおり運転の加害者が車を降り、被害者に詰め寄るといった事例もよく見られます。加害者側は「自分が被害を受けた」という思い込みや間違った正義感から「自分の立場が強い」と勘違いを起こし、攻撃的な行為に出ると考えられます。

また、「喧嘩しても負ける気がしない」といった発言を被害者に向ける者も中にはいるようです。体力や体格等で勝てそうな相手だと判断されてしまうと、より被害を受けやすくなってしまうと言えます。

とはいえ、運転中に他の車のドライバーがどんな人なのか確認するのは、横に並んだときなどで運転席を確認しない限りは難しく、ましてや前を走っている車のドライバーがどんな人なのか後ろから確認するのはさらに困難です。

しかし、女性をターゲットに作られた車種や、女性に人気があるパステルカラーなどのボディ色の車は、「女性が運転している」と想像されやすいため、あおり運転をしようとする者がそのような車を見ると「喧嘩になっても勝てそうな相手が運転している」と思われるおそれがあります。

こうした理由から、「白」や「シルバー」のボディカラーの車、軽自動車、また女性ドライバーがあおり運転に遭いやすいと考えられます。

価格や体力・体格などから相手を「自分よりも弱い」と一方的に思い込んだうえで相手を威圧、または暴力に及ぶ「あおり運転」

あまりにも卑劣な犯罪行為であることを、いま一度知っておくべきでしょう。

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