アメリカンスポーツカーの生みの親・シボレー

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カマロやコルベットを生み出したシボレーの社名は、スイス生まれのエンジニアでありレーシングドライバーであるルイ・ジョセフ・シボレーの名前から付けられました。

1911年、ルイは当時ビュイックのオーナーであり後のGM創設者であるウィリアム・デュラントとともにシボレー・モーター・カンパニーを設立。シボレーの特殊な社名の綴りはルイの故郷であるフランス語に由来するものです。

しかし、ルイはすぐにデュラントと仲違いしシボレーを売却。その後会社を設立するも失敗。1934年にGM傘下に入ったシボレー部門を管轄するも、ほどなく脳出血を起こし引退を余儀なくされました。自分の名前が冠されながらも、現在のシボレーとはほとんど関わりがない不遇のレーサー社長がルイ・シボレーです。

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誰もが憧れる跳馬・フェラーリ

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フェラーリの創業者であるエンツォ・フェラーリも元レーシングドライバーです。アルファロメオのテストドライバーとして車に携わり、その後レーシングドライバーになりました。

1929年、31歳のときに自身のレーシングチームであるスクーデリア・フェラーリを設立したものの、数年後に息子が生まれたのを機に、エンツォはレーサーを引退しています。

自動車メーカーのフェラーリを創設したのは第二次世界大戦後の1947年。レーシングドライバーとしては優れた結果は残していませんが、エンツォ・フェラーリは有能な指導者であったといわれています。

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