海沿いの難所をトンネル4本で通過! 福井の国道8号「敦賀防災」22日起工式 雪の季節に本領発揮?

国道8号の「敦賀防災」事業の起工式が、2022年5月22日に開催されます。福井県敦賀市内で計画が進んでいるこの事業は、どのような計画なのでしょうか。

急勾配・急カーブ区間をバイパス

 国道8号の「敦賀防災」事業の起工式が、福井県敦賀市内で2022年5月22日に開催されます。

 国道8号は、新潟市から北陸地方を経て京都市に至る長さ約600kmの道路です。

 このうち、福井県の南越前町から敦賀市にかけての区間は地形が険しく、並走する鉄道のJR北陸本線は長い北陸トンネル(延長1万3870m)で、高速道路の北陸道も敦賀トンネルをはじめとする複数のトンネルと上下線別ルートでもって難所を越えています。

 国道8号もこの区間は道幅が狭く、急勾配・急カーブが続きます。冬には積雪や路面凍結で立ち往生や渋滞が発生。また、途中には津波浸水想定区間や、市町境をまたぐ10.7kmは異常気象時(大雨時)の通行規制区間に指定されています。

 このような課題を解消するため、国土交通省近畿地方整備局は2018年度、海沿いの敦賀市挙野~田結(たい)間をバイパスする長さ3.8kmの敦賀防災事業に着手し、調査・設計などを進めてきました。

 敦賀防災区間の道路は設計速度60km/h、2車線で造られ、さらに堆雪幅も確保されます。勾配は、現道は4.5%の区間がありますが、新バイパスは3.0%以下に。さらに4本のトンネルにより比較的まっすぐな線形に改善されます。

 このように急勾配・急カーブ、狭い道幅などが解消されることで、とくに積雪時でも円滑に走れるようになるとともに、災害時の代替ルートとしても機能することなどが期待されています。