
31年前の4月30日、JR西日本の207系電車が運行開始しました。
今から31年前の1991(平成3)年の4月30日。JR西日本の新型車両「207系」が学研都市線でデビューしました。
2年前にデビューした221系に続き、「新生・JR」を象徴する新たな通勤形電車でした。それまで全国の通勤電車として走っていた「古い電車」103系を、学研都市線では5年で置き換えていくことになります。
「VVVFインバーター制御」「ドアチャイム」「ミュージックホーン」「前面のLED行先表示」など、JR西日本では新機軸となる装備が採用されました。
宝塚線やJR神戸線・JR京都線でも順次導入が進み、1997(平成9)年にはJR東西線が開業して学研都市線との直通運転も開始されました。
カラーリングは濃淡2色の青色のラインが長年採用されていましたが、2005(平成17)年に後継の321系がデビューするのに伴い、「濃紺+オレンジ」という新たな組み合わせに変更され、現在に至ります。
デビューからはや30年が経過した207系は、いまだ置き換え・廃車の波にのまれることなく、関西圏の通勤需要を支え続けています。