「ちょいワルオヤジって、オヤジだけに旧車とか似合うよね」と思ってはいませんか?
確かに、最新型のハイブリッドカーだと所帯じみた生活感が漂ってしまいますが、今の40~50代なら青春時代は1990年代、60代でも1980年代ですから、案外旧車に乗っていたという年でもありません。
しかし、単なるオヤジではなく、ちょいワルオヤジなら旧車のアクセサリー的に?どちらにとっても似合う感じはするので、今回は「ちょいワルオヤジに乗って欲しい1960年代の国産車」をテーマにしてみました。
プリンス グロリア スーパー6(1963年)
’60s国産セダンでこのカッコヨサはグンバツ!

トヨタならクラウン、日産ならセドリックという風に、既に大型高級セダンを販売していた国産各メーカーですが、いずれも立派な車ならこれだろう、とアメ車の影響を受けていた中、異色だったのがプリンスのグロリア。
5ナンバー枠と最大限の居住性両立を重点にした結果、ボディに対しキャビンが高くて大きい印象なライバルに対し、ワイド&ローなフォルムと、ボディのショルダー部を一周するメッキモール、アメ車というよりヨーロッパ調とも感じられる精悍なフロントマスク。
当時の国産セダンとしては随一のカッコよさで、エンジンも後にスカイラインGTへ積まれる2L直6SOHCのG7ですから、このシブさはちょいワルオヤジ向きでしょう!
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ホンダ S600クーペ(1965年)
ちょいワルオヤジならあえてのクーペもよく似合う

オープンのホンダSは爽やかですが、クーペだとむしろ美女との深夜のドライブ、その後の密室での出来事など、大人なムードを連想させるのは、助手席に乗せて走っても女性の髪が乱れない、デートカー向きな要素ゆえかもしれません。
それだけならS800のシャフトドライブ車が最適ですが、そこはあえて、発進時などアクセルを踏めば張ったチェーンがテールをヒョコっと持ち上げるチェーン駆動(チェーンアクスル)しかないS600、あるいはS800初期をオススメします。
スポーツカーらしく軽快に路上で舞い、「実はスポーツもなかなか」と思わせてその後の展開を熱くするもよし、一人深夜のドライブで車とのデートを楽しむのもよしです。