中型免許の取得方法
自動車学校(教習所)で教習を受ける方法
1つ目の方法は自動車学校で中型免許の教習を受ける方法です。
決められた技能教習を決められた時間だけ受け、最終的に卒業検定に合格すれば、免許センターで技能試験を受ける必要がなくなります。
自動車学校教員の指導を受けながら中型自動車の運転方法を学ぶことができるため、段階を踏みながら技能習得に努められるのもメリットです。
このように自動車学校での中型免許教習はサービスが充実していますが、教習費用が13万〜19万円ほどかかること、そして自動車学校へ一定期間通い続ける手間がかかることはデメリットと言えるでしょう。
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免許センターで試験を受ける方法
2つ目の方法は免許センターで技能試験を受ける方法です。
この方法で免許取得目指すことのメリットとして、教習所に通う必要がないこと、そして受験費用が教習所に通うよりも安いことの2つが挙げられます。
試験にかかる費用は、仮免許試験が5,500円(試験手数料2,900円・交付手数料1,150円・試験車使用料1,450円)、本免許試験が8,650円(受験料4,100円・試験車使用料2,500円、・免許証交付料2,050円)となっており、教習費用よりも圧倒的に安いです。
デメリットは、本免許試験を受けるために同乗者(指導者=条件を満たす中型免許所有者)を乗せた路上練習を受験対象車種で5日以上行う必要があること、合格難易度が自動車学校よりも高いことなどです。
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【注意】免許取得時には深視力検査が必要になる
また、中型免許取得では、普通自動車免許取得時とは異なり、通常の視力検査に加えて深視力検査が必要になります。
深視力とは遠近感や立体感を把握する能力がどれくらいあるのかを表したものです。準中型以上の免許を取得する場合、そして2種免許を取得する場合に測定されます。
深視力は三棹法(さんかんほう)で測定されます。横並びにされた3本の棒のうち真ん中の棒が前後に動き、3本の棒が同一線上になった時に手元のボタンを押すというのを3回繰り返します。
深視力検査に合格するには、この時の平均誤差が2cm以下である必要があります。
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中型免許で運転できる自動車
中型免許を持っていると何が便利?
中型免許を取得することで、車両総重量や最大積載量がより大きい自動車を、中型免許の条件範囲内で運転できるようになります。
例えば、自動車ディーラーやロードサービスでよく見かける車両積載車(荷台に自動車を1台載せられる自動車とする)は、車種や仕様によって車両総重量と最大積載量が異なります。
8t限定以上の中型免許を取得していれば、車両積載車で免許外運転になる可能性は低いでしょう。
中型免許で運転できる自動車の例
いすゞ エルフ、三菱 キャンターなどは中型免許や大型免許で運転できるようになるイメージですが、各自動車メーカーは同じ車種名でも仕様の異なるモデルやグレードを揃えているため、車種名だけで分類するには少し難しいところがあります。
その都度カタログでグレードを読み解くのが良いでしょう。例えば、ボルボ・トラック ボルボFH(軸配列4 × 2のトラクター仕様)なら中型免許で運転可能です。
ここでは、具体的な車種名ではなく、大まかな名称ごとに分けて紹介します。
6トントラック
最大積載量が6tを超えている自動車は6トン車などと呼ばれています。中型免許を所有していると、いわゆる6トン自動車を運転することができます。
一部条件を満たす小型バス
乗車人数が11名以上29名未満の小型バス(マイクロバス)は、8t限定中型免許で運転できるものが多いです。
積載車
中型免許や準中型免許を持っていると、積載車を運転することができるようになります。ただし、最大積載量によっては準中型では運転できないものがあるため、こちらも事前に要確認です。