中年にとってはライバル、若者にとっては憧れ、男性のパートナー探しをしている人にとっては理想?かもしれない「ちょいワルオヤジ」。
そんなちょいワルオヤジがコンパクトカーなんかに乗ったら「それはちょっと違うだろ~?」と思うかもしれず。実際筆者も矢沢永吉がトヨタのパッソに乗ってきて、「矢沢、これからずっとパッソにします」と言い出したらひっくり返ります。
それでも頑張って探してみました、ちょいワルオヤジに乗って欲しいコンパクトカー3台!
ローバー(BMC)ミニ(旧ミニ・1959年)
もっとも古く、もっとも新しいちょいワルオヤジ向けコンパクト
日本だとカワイイ、オシャレというイメージが強く1990年代に流行。実際2000年に生産終了する頃の旧ミニはほとんど日本向けだったそうです。一方で1960年代のモンテカルロラリーではポルシェ911をブチ抜く快走で優勝するなど、スポーツイメージも濃厚です。
イタリアで銀行強盗がアルファロメオをさんざコケにした映画、「ミニミニ大作戦」(後年、新ミニでリメイク)や、漫画「シティハンター」シリーズでも活躍したようにダーティなシーンにもよく似合い、ちょいワルオヤジに乗って欲しいコンパクトカーでは筆頭です。
名の通った有名な車というのもポイントで、初代ダイハツ ミラジーノに間違えられない限り、シブくキメられます!
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アウトビアンキA112アバルト(1973年)
ちょいワルオヤジにふさわしいサソリの毒を持ったホットハッチ
ミニよりマイナーですが、これも1990年代あたりの輸入車ブームで流行った1台。982ccまたは1,050ccの直4OHVエンジンは平凡に見えて、サソリマークがトレンドマークな名門アバルトのチューニングにより、1,050cc版では70馬力を発揮。
車重700kg軽量ボディには十分な動力性能で、一見可愛らしいコンパクトハッチとナメてかかれば、サソリの毒によりチクリとやられる名車でした。
同じアバルトのコンパクトでも、プントは格好だけ、グランデプントは大きすぎ、旧フィアット500(ヌォーバ・チンク)ベースは「ルパンIII世」での活躍でファンタジー色が強すぎ。ここではA112アバルトを推します。