車に長く乗り続けるには、まだ症状が出ていない状態であってもメンテナンスは必須です。車を維持するために、自分でできるメンテナンス方法や、プロに任せるべき項目について解説します。

車に無知でもメンテナンスは必須

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車の知識がなくても、定期的なメンテナンスは必要です。車の劣化が進み不具合が出やすい年数は約7年ほどのように思います。

あくまでも経験談ですが、3回目の車検時に、車検代が高額になる確率が高いからです。「いつも行っている格安車検の見積もりが高額になったから、こっちで見積もりをお願いしたい!」このようにおっしゃっているお客さんは意外と少なくありません。

もちろん比較的、車が新しいうちにきちんとメンテナンスをしていれば、このようなことはあまり起こりません。しかし、何も症状が出ていないのに、高い金額を払って消耗品を交換しないですよね。

そのため、さまざまな部品が同時に劣化し、交換のタイミングを迎えます。結果として、新車時から3回目の車検で高額な見積もりとなってしまうのです。

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自分でできるメンテナンス

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自分でできるメンテナンスはたくさんあります。記事内では、劣化具合を自分で確認し、作業できるものは自分でして、難しい内容はディーラーや整備工場にお願いするというメンテナンス方法をご紹介します。

灯火類やオイルの量チェックは、日常点検で行うということになっていますが、きちんとできている人はあまりいません。そのため、この記事では実際に行えるであろう頻度を記載しています。

では、具体的な内容をご紹介します。自分でできるメンテナンスは以下のとおりです。

メンテナンス項目 作業内容 頻度目安
ボディ 洗車 1ヶ月
タイヤ空気圧 空気圧を点検 1ヶ月
オイルや水 オイルや水の量
を確認・補充※
1ヶ月
ワイパーゴム 拭き取り具合
破れの有無を
確認・交換
1年
発炎筒 使用期限を確認 4年
ベルト 亀裂の有無
を確認
1年
エアコンフィルター 汚れ具合を確認 1年
パンク修理材or
スペアタイヤ
空気圧や使用
期限を確認
1年
バッテリー 液量を確認 1ヶ月
灯火類 点灯具合を確認 1ヶ月

洗車

ボディの傷チェックや車体をよい状態で維持するために、1ヶ月に1回程度は洗車を行いましょう。洗車は手洗いでもいいですし、洗車機でも構いません。

空気圧の点検

タイヤ内の空気圧も1ヶ月に1回程度はチェックしておきたいものです。自宅で空気を補充するのは難しいため、ガソリンスタンドなどで給油するついでにチェックしてもらうとよいでしょう。

オイルや水の量の確認

日ごろボンネットを開けることはないと思いますが、1ヶ月に1回程度はオイルや水の量を確認しましょう。エンジンルーム内には、オイルや水の量をチェックできるタンクやゲージが設置されており、5分もあれば確認することができます。

本来、減らないはずのオイルが大幅に減っているときは、なぜ大幅に減っているのかを確認する必要があります。オイルが減る=漏れている可能性は非常に高いです。

その場合には、自分で補充せずディーラーや整備工場で確認してもらいましょう。

ワイパーゴム

ワイパーゴムも1年に1回は劣化具合を確認しましょう。ワイパーゴムが劣化すると、水の拭き取りが悪くなります。また、そのまま放置していると、ゴムが破れワイパーとしての機能を果たせなくなります。

発炎筒

発炎筒には使用期限が設定されているので、4年に1回は確認しておく必要があります。

JIS(日本工業規格)では発炎筒の使用期限を4年と定めているからです。そのため、4年近く経てば使用期限が過ぎている可能性が高いです。

しかし、最近ではLEDの発炎筒もあります。こちらは使用期限が無いものの、電池が切れると点灯しないため、点灯するかを確認しておきましょう。

ベルトの確認

ベルトの確認は1年ごとに行います。ベルトの劣化はひび割れで判断することが多いです。しかし、ひび割れがない場合でも劣化は進んでいます。

そのため、前回の交換履歴を見ながら点検者と交換時期を見極めていきましょう。

エアコンフィルター

エアコンフィルターは1年ごとに確認し、汚れがひどい場合は交換しましょう。走行には関係ないものであるため、気にならなければ交換する必要はありません。

ただし、汚れたエアコンフィルターは風を遮り、エアコンの効きを悪くするため、定期的な交換をおすすめします。

パンク修理剤もしくはスペアタイヤ

パンクの修理剤の使用期限は約5年です。そのため、期限をある程度覚えておき、交換時期になったら確認するようにしましょう。

また、スペアタイヤは放置しておくと空気が減っているということもあります。車体の外に取り付けられているものは、錆などで劣化するので、1年ごとに確認しましょう。

バッテリー液

バッテリー液は1ヶ月ごとに確認しましょう。メンテナンスフリーのものは、液量を確認する必要はありません。

新しいバッテリーは液量が減りづらいものの、劣化により減る速度が速くなります。

灯火類

ヘッドライトやスモール球のような灯火類は、1ヶ月程度の頻度で点検することをおすすめします。日常点検に含まれている内容ですが、毎日確認できる人はあまりいません。

ある程度期間があいても構わないので、定期的に確認しましょう。特にブレーキランプ切れは事故を引き起こす可能性が高いため、きちんと確認してください。

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