三菱が欧州に投入する新型車について言及

三菱自動車工業 取締役 代表執行役社長 兼 最高経営責任者の加藤隆雄氏

三菱自動車は2021年1月27日、2023年までに2車種の新型車を欧州市場に投入することを発表しました。

ASXではない新型車はベールに覆われている

そのうち1車種はASX(RVRの海外仕様)の新型であると明かされ、もう1台については現状不明です。

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新型ASXはルノー車がベースになる

新型ASXのティザーイメージ

三菱自動車は新型ASXについて、「ルノーの最量販車種をベースにする」としています。

ASXは日本でRVRとして売られているコンパクトSUV。同じクラスのルノー車でベースとなる可能性があるのは「キャプチャー」ではないかと予想されます。

次期型はキャプチャーと兄弟車に?

現行キャプチャーは2019年に発売した2代目

キャプチャーはルノーが2013年から販売しているコンパクトSUVで、現行は2019年にデビューした2代目。日本では2021年から正式に販売を開始しています。

初代よりもボディサイズを拡大している2代目キャプチャーですが、ASXと比べると一回り小さいサイズ感ながら近い数字であることが分かります。ASXとキャプチャー、国内モデルのRVRのサイズは以下表のとおりです。

ASX キャプチャー RVR(参考)
全長 4,365mm 4,230mm 4,365mm
全幅 1,810mm 1,795mm 1,770mm
全高 1,640mm 1,590mm 1,630mm
ホイールベース 2,670mm 2,640mm 2,670mm

現行ASXおよびRVRは三菱の「GSプラットフォーム」を採用しているのに対し、2代目キャプチャーは「CMF-Bプラットフォーム」を採用しています。

次期型ASXのプラットフォームがCMFに移行することは確実なので、キャプチャーと同じCMF-Bになる可能性はじゅうぶん考えられます。

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