ダイハツM112S ストーリアX4(713ccターボ・1998年)
今回の紹介車で唯一国際ラリーを考慮せず、国内ラリーやダートトライアルで当時無敵のスズキ アルトワークスRを倒すためだけに開発されたマシン。一般市販したとはいえ実用性も耐久性もどこかへ置いてきたという、超割り切り派でした。
989cc3気筒の廉価版ベースに軽自動車用659cc4気筒ターボをストロークアップで713cc化して搭載。当時の国内ターボ係数1.4(713×1.4=998.2cc)でもアルトワークスと同じ1,000cc以下クラスで走ることができ、公称120馬力、DRSワークス仕様は200馬力とも。
惨敗した先代L512SミラX4より大きく重くとも、パワーでアルトワークスと互角に戦い、スズキスポーツ撤退後は後継車登場まで無敵でした。
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ダイハツM312S ブーンX4(936ccターボ・2006年)
国内ラリー、ダートトライアル小排気量クラスを制したダイハツが、国際ラリーへ再挑戦すべくYRV用の1,296ccターボをショートストローク化して初代ブーンへ搭載。国内外統一のターボ係数1.7(936cc×1.7=1,591.2cc)で、1,600cc以下クラスへ参戦可能としたマシンです。
既にFIA公認を取っていた初代ブーン(海外名シリオン)FF車に続き、グループN公認取得可能な1,000台以上を生産するつもりでしたが、2008年リーマンショックの世界大不況でダイハツはモータースポーツを撤退。
800台程度で生産終了して国際ラリー参戦は実現せず、国内ラリー、ダートトライアル用マシンとして活躍しました。
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