ショアジギングゲームで大型青物をターゲットにするなら、メタルジグ以外のルアーもローテーションに組み込みたいもの。

ジャッカルの鉄板系バイブレーションルアー・ビッグバッカー107鰤(ブリ)カスタムなら、ロングキャストを繰り返しながら、広範囲のポイントを探ることができます。

2022年には新しいカラーが追加ラインナップ、その特徴や使い方をチェックしてみましょう。

ビッグバッカー107鰤カスタムってどんなルアーなの?

ビッグバッカー107鰤カスタムとは、ジャッカルからリリースされている、ショアジギングゲームで用いる鉄板系バイブレーションルアーのことです。

ウエイトが43gと、キャスティング用メタルジグと変わらない値なので、ショアジギングゲームのローテーション用に適しています。

全長は107mmと、大振りでアピール力の高いものに。

着水後の沈み込むスピードは早めで、底取りまでの時間があっという間なのがプラス要素です。

フックには、太軸トレブルフックの2番が標準で装備されていて、大型で重いブリ・カンパチ・サワラなどが食い付いていても、じゅうぶんに耐えられるでしょう。

トレブルフックの線径は1.34mmで、耐力は32.56㎏のものが選ばれています。

加えて平打ち加工を施した、4番サイズのスプリットリングにつながれていますから、ブリとのやり取りも安心して長時間おこなえるでしょう。

それからビッグバッカー107鰤カスタムのお腹部分に注目してください。

フロントフックアイの前後に、肉盛りが施されています。

これによりスプリットリングの可動域を狭めていて、トレブルフックがエビ状態、つまりボディへの背負いトラブルが発生することを抑えています。

トレブルフックの絡まりが少なければ、ほとんどのキャストが有効に魚を誘えることになり、好釣果を期待できるでしょう。

ロッドを立てたり倒したりして、リフト&フォールを繰り返すと、ラインが絡んでしまうことがあります。

それをできるだけ抑えるための工夫だととらえれば、このルアーを使うシチュエーションが見えてくるのではないでしょうか。

例えば、強風や逆風時。

ボディのフラッシング効果でしっかりと誘いをかけて探りたいと考えたら、糸絡みの少ないビッグバッカー107鰤カスタムの出番でしょう。

ちなみに実釣でフロントフックに魚が掛かる確率は高く、可動域が狭くなってもフッキング効率が下がっている印象はありません。

フックポイントの貫通の度合いも良好で、フックの踊る位置がベストに近いことを実証しています。

出典:ジャッカル

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実際にビッグバッカー107鰤カスタムをフィールドで使ってみた!

ビッグバッカー107鰤カスタムをフィールドで使ってみました。

防波堤からのキャストでしたが、飛距離はバツグンで、あらゆる層をリトリーブスピードやロッド角度を変えながら、トレースすることが可能です。

ブルブルとメリハリのある振動が、手元までしっかりと伝わってくるので、障害物に接触したり魚がバイトしてきたりの変化が、とても分かりやすくなっています。

メタルジグのリトリーブとは、異なるセンサーが付いているイメージでしょうか。

ロッドティップが入り込むようなアタリが発生したら、ロッドを立ててラインにテンションを与え、そこからリールハンドルを巻き続ければOK。

ほとんどバラシにはつながらず、安定した釣果を得ることができます。