AT車とMT車の違いは?

AT車のパドルシフト
©Aleksandr Kondratov/stock.adobe.com

運転手が手動で変速を行うかどうか

AT車とMT車の決定的な違いは、運転手が変速を手動で行うか、それとも機械が自動的に変速するかにあります。

変速とは走行に使用するトランスミッションのギア(歯車)を選択することです。同じエンジン回転数でも、ギア比が違えば速度は異なります。ギア比が低いと加速性能に優れ、反対にギア比が高いと最高速度が伸びます。

一部のAT車はMTモードを装備しています。MTモード時のみ、パドルシフトやシーケンシャルシフトを使ったシフトアップ・シフトダウンが可能です。オートマで十分だけれどたまには変速を楽しみたいと感じた時に便利です。

(広告の後にも続きます)

AT車のメリット・デメリット

©pp1mbp/stock.adobe.com

メリット

自分で変速する必要がない(運転が楽)

AT車のトランスミッションは走りに合わせて自動的に変速を行いますので、運転手が自ら変速する必要がありません。つまり楽に運転できるのです。

渋滞している道路で発進・減速・停車が頻繁に繰り返されても、その都度シフト操作やクラッチペダルを操作する必要がありませんから、運転時の負担を軽減できます。

右足だけでペダル操作を完了できる

MT車の運転ではシフト操作とクラッチペダル操作が求められる一方、AT車の運転はアクセルペダルとブレーキペダル操作だけで完結できます。

右足でアクセルペダル、左足でブレーキペダルを踏むような運転をする運転手もいますが、基本的には右足でアクセルペダルとブレーキペダルを操作できるので、両足を使って運転するMT車よりも簡単かつ疲労軽減できます。

デメリット

アクセルペダルとブレーキペダル踏み間違え事故のリスク

ペダル踏み間違えを起因とする交通事故はAT車を運転する時には誰もが気をつけなければならないリスクです。AT車を走行する際にはドライブレンジを選択するのですが、これは常に駆動がタイヤへ伝えられている状態です。

走行中は問題ないのですが、信号待ち時や有料駐車場の駐車券受け取り時などにドライブレンジに入れたままブレーキだけ踏んでいる運転手は多いです。

ふとした折にブレーキペダルから足が離れたら自動車が動き出し、混乱してブレーキを踏めずに建物や他の自動車にぶつかってしまった事例もあります。