■アドラー心理学の目的論はすべての行動に適用可能

ここまで、アドラー心理学の目的論はビジネスに役立つということを話した。しかし、アドラー心理学の目的論はビジネスだけでなく、すべての行動に対して適用可能である。

例えば、初めての挑戦をするときに原因論の考え方をした場合、「自分には向いていない」「どうせうまくいかない」という考えに至りやすい。一方、目的論を活用して考えることで、「やってみたい」というポジティブな気持ちが湧いてくるはずだ。

また、アドラーは人の心理について以下のように指摘している。

「人の心理は物理学とは違う。問題の原因を指摘しても、勇気を奪うだけ。解決法と可能性に集中すべきなのだ」

つまり、人間は物事に対する考え方を少し変えるだけで、行動・感情を異なるものへ変化させることができるのだ。もちろん、すべての人に適用可能かと言われるとそうではない。

しかし、ネガティブになりそうなときにはアドラー心理学の目的論を意識し、「自分は何をやりたいのか」を意識することが重要なのである。

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■まとめ

ここまで、アドラー心理学における目的論と原因論を解説した。

アドラーが提唱する目的論はすべての行動に対して適用可能であり、同時にすべての行動が目的論によって成り立っている。つまり、大事なのは物事に対する「考え方」そのものである。

人生を自分の思うがままに進めていきたいという方は、ぜひアドラー心理学の目的論を活用してみてほしい。