前アタリ~合わせ


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LESSON4・横流しの釣り・状況でオモリの重さを替えて釣りやすい状態に整える
「ライトタックルだからこそできることはたくさんありますが、横流し釣りでのメリットは、風の強さや潮具合で変わる状況をオモリの重さを替えてカバーできることです」
一定のペースで底質を探り、オモリを底から50㎝持ち上げて待ち、前アタリを察知したらジワーッと聞き上げて食い込ませる。
この釣り方の基本は同じだが、風と潮まかせの横流し釣りは、その速度が速くなったり遅くなったりとランダムなうえ、仕掛けが船下に入る側と離れていく側で、それぞれ釣り方にコツがあると言う。

ヒラメを掛けたら一定の速さで巻き上げる

新太郎さんは親バリまで飲ませず、孫バリに掛けるイメージで合わせる
仕掛けが船下に入る側の釣り方のコツ
「横流しの釣り方は、そのつど仕掛けを適切にコントロールできるオモリのサイズを使うことが大事です。仕掛けが船下に入るときは、オモリ60~80号を使って道糸を立て気味にする〝縦の釣り〟が効果的です」
仕掛けが船下に入る側では、仕掛けを底付近にキープするために道糸を出すことがある。
すると反対舷とオマツリしたり、道糸が船底にこすれてしまう。
新太郎さんは、それを防ぐためにオモリ60号、風が強い日や潮が速い場合は80号を使って道糸を立てて釣る。
道糸を立てたほうがポイントに仕掛けが先に入り有利になるメリットもある。
底ダチを取り直していくうちに道糸が斜めになってきたら、積極的に仕掛けを回収し、エサを確認して入れ直し。
これが釣果をのばす一番の秘訣とのことだ。

「仕掛けが船下に入る側では、船底に道糸がこすれないように腕をのばして構えてください」とアドバイス
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仕掛けが船から離れていく側の釣り方のコツ
「仕掛けが船から離れていく側も、船下に入るときと同じで道糸を立てたほうがポイントに仕掛けが先に入るので有利です。しかし、僕は仕掛けが離れていくときは、オモリ40号を使って道糸をどんどんのばしていく〝横の釣り〟で狙います」
〝横の釣り〟は、新太郎さんが提唱する、状況に合わせて仕掛けをコントロールしやすい重さのオモリを使うライトヒラメのスタイルを象徴する釣り方。
道糸が斜めになればなるほど船の上下動が仕掛けに伝わらなくなる。結果、エサが安定して食い込みがよくなり、アタリも分かりやすくなると言う。
おおむね水深の2倍くらい道糸をのばすと仕掛けが落ち着くが、風が強い日は最大で水深の3倍まで道糸をのばす。
それでも仕掛けがフケ上がるときはオモリを重くする。
仕掛けが落ち着いたらオモリを底から50㎝ほど持ち上げて、竿と道糸の角度が90度くらいなるように構えるとアタリが分かりやすいそうだ。
オモリを替えられるライトタックルの長所を生かす横流し釣りのイメージ



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隔週刊つり情報(2020年11月15日号)※無断複製・転載禁止