棒ウキを防波堤の釣りで使ったことはありますか?
チヌやグレなどをターゲットにするときや、夜釣りでタチウオを狙うときなどに用いますよね。
ここでは、棒ウキの特徴や実釣におけるメリット・デメリットについてご紹介しましょう。
自作するアングラーも結構多いですし、棒ウキの世界は奥深いですよ。
棒ウキってどんなウキなの?
棒ウキとは、細長いフォルムをしていて、水面に対しほぼ垂直に立つウキのことです。
円錐ウキとよく比較されるので、特徴を理解しておきたいですよね。
そもそもウキの役割は、
①エサの付いた仕掛けをポイントへ送り込む
②魚が食い付いてきたことをアングラーに知らせる
③浮き上がるとエサが取られたことが分かる
そして潮の流れの影響を受けやすいので、潮の向きや強弱を推し量るのに使うことができます。
棒ウキは、水面から上に突き出している部分が長いので、視認性に富んでいます。
ということは、ウキの役割の②と③に突出した機能を持っているといえそうですね。
棒ウキには、2種類の設定が盛り込まれています。
自らのウエイトバランスで立ち上がる自立式タイプ、それからオモリを使って姿勢をコントロールする非自立式タイプです。
自立式タイプは、オモリが棒ウキ本体に内臓されているので、浮力調整のための後付けオモリを必要としません。
それにより、軽い設定の仕掛けから重めの仕掛けまで、柔軟に使えるようになっていますよ。
非自立式の棒ウキは、浮力調整のためのオモリを必要とします。
アングラー個々の釣り方にもよりますが、深い層に潜んでいる魚をターゲットにするときに、選択するケースが多いのではないでしょうか。
棒ウキの浮力に頼りたい部分を残しておくような、そういう微妙な感覚で判断することが多々あります。
棒ウキを選んだ場合に発生するメリットは、視認性の高さです。
見やすいということは、魚からのアタリを判別しやすいウキだということ。
つまり、高い感度を保持しているウキなのです。
海面の変化に追従しやすく、魚のアタリが極めてストレートにウキに出ます。
アングラーから離れた位置に棒ウキが浮いていても、フッキングのタイミングが遅れてしまう展開には成り難いでしょう。
水面から突き出しているトップの部分は色分けされていて、その動きを見るだけでも、アタリの強弱や付けているエサの状態を推し量ることができるようになります。
エサ盗りの魚か本命の魚か、棒ウキの動きで分かるようになれば、エキスパートアングラーの仲間入りではないでしょうか。

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棒ウキを用いるメリットをチェック!
棒ウキを用いるメリットについて、もう少し深掘りしてみましょう。
棒ウキには、道糸に直結しない遊動式と呼ばれる仕様のものがあります。
棒ウキの足先に付いているスイベルに、リールからの道糸に通して仕掛けをポイントへ送り込むことができるのです。
道糸の滑りがとても良いので、狙った層へ素早くエサを届けられることになり、釣りを展開していく上で大きな強みとなるでしょう。