以前から北米25年ルール(新車から25年経てば、本来できない車も登録して公道を走れる特例)やJDMブームもあって高値傾向だった国産スポーツですが、新型コロナ禍の金余り現象?によるブームか、さらにプレミア価格がつく異常事態。

昔のように激安中古車をベースにスポーツ走行を楽しむことなどできなくなりつつありますが、それでもまだなんとか、ドリフトベースになりそうな中古車はあります。

今回はなるべく改造範囲が少ないよう、MT車とターボがあるならターボ車に限定した、現実的な価格のFRスポーツで、価格やタマ数、性能面からドリ車ベースに適した車を紹介しましょう。

日産 R34スカイライン & S14シルビア

日産 R34スカイラインセダンGT(手前) & S14シルビア後期(奥)

昔からの定番ドリ車は軒並み高値、高年式で程度良好ならば、もはや車というより投機商品では?というプレミア価格がついています。

さらにJDMブームで国産スポーツのアメリカ流出が続き、本来安く買えそうな低年式車は逆にタマ数が少ない状況ですが、いくらか価格とタマ数のバランスが取れているものもあり、代表格はR34スカイラインとS14シルビアです。

性能ではロングホイールベースでドリフトアングルを安定させやすいR33スカイライン、年式はS15シルビア有利ですが、前者はアメリカ流出でタマ数不足、後者は最後のシルビアとあってプレミア価格が難点で、他に180SXも比較的安価、かつタマ数が揃っています。

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日産 フェアレディZ(Z33&Z34)

日産 Z33フェアレディZ

意外と忘れられがちな高年式の「穴場」がフェアレディZで、2000年代のZ33/Z34ともにシルビアや直6時台のスカイラインより安く買え、MTに限ってもタマ数豊富、特にZ33は100万以下の中古車もあります。

ターボではありませんが、2リッターターボ車と同等以上のトルクが出る3.5~3.7リッター級V6エンジンを積んでいるため性能的には十分で、「迫力あるセダンより、ドリ車は2ドアスポーツでキメたい!」というユーザー層にはなかなかのオススメ。

同じ理由で、Zの2+2クーペ版にあたるCV35/CV36スカイラインクーペもオススメですが、こちらは販売台数の少なさからタマ数は少なめです。

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