タイヤ交換を自分で行う際には必要不可欠な、ジャッキアップの方法を解説します。間違った方法でジャッキアップを行うと大きな事故につながりかねません。ジャッキアップの基礎知識と正しい方法、自分でできるタイヤ交換の方法を学びましょう。

ジャッキアップ=車を持ち上げること。長時間支える場合は要注意

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ジャッキアップとは、整備やタイヤ交換のために車を持ち上げる作業です。ジャッキアップには「ジャッキ」と呼ばれる工具を使用します。一部の整備作業を行うには、車体を地面から浮かせなければなりません。

たとえばタイヤ交換では、タイヤを外せる状態にするために、車体を地面から浮かせます。こうした整備のために車を持ち上げる作業がジャッキアップです。

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持ち上げた車を安全に支えたい場合は「ジャッキスタンド」が必須

右が油圧式ジャッキ。左がジャッキスタンド
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ジャッキアップした車を安全に支えるには、ジャッキの他に、専用の台である「ジャッキスタンド(リジットラック)」が必要です。

前述のジャッキは台としては不安定で、作業中に倒れると大事故につながります。長時間の整備には必ずジャッキスタンドを使用してください。

以上のことから、車をジャッキアップして作業する際には「ジャッキ」と「ジャッキスタンド」の2つが必要ということです。