自動車やバイクを運転する上で頻繁に使用する機能の1つ、ウィンカー。誤って利用すると事故に繋がりかねないほど、重要な役割を持っています。今回はドライバーの皆さんが忘れがちなウィンカーの利用方法についてお伝えします。
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【衝撃】曲がりますという合図ではない?

ウィンカーの意味を問われたら、大半の方は「右(左)に曲がりますという合図である」と答えると思います。しかし、法令でウィンカーの使用のタイミングについては、「その行為をしようとする地点から30メートル手前の地点に達したとき」と定められています。
つまり、ウィンカーは「曲がります」という合図ではなく、これから曲がる準備をしますという意味で使用されるもの。ウィンカーは曲がるタイミングよりも前に出すのが正解。車線変更を行う際も同様です。
屁理屈のような気もしてしまいますが、法令で定められているルールでは「ウィンカー=曲がる準備の合図」というのが正しい使い方となるのです。
時折、曲がる直前にウインカーを出すドライバーを見かけますが、それだと後続車両に「曲がります」というメッセージしか伝えられません。事前に合図を出すことで、しっかりと「曲がる準備をします」という意思を伝えましょう。
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さまざまなウィンカー
現代では、いろいろなウィンカーがあります。今回は、それらのウィンカーについてもご紹介したいと思います。
方向指示器の代わりをする手信号
以前は、現代でも習う手信号がウィンカーの代わりをしていました。また、ウィンカーの電球が切れてしまった時など、もしもの時は、手信号で車の行き先を示す必要があります。
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ドアミラーターンランプ

最近では、視認性の高いドアミラーにもウィンカーの付いたモデルが増えつつあります。
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サイドマーカー

ボディ側面にいるかもしれない歩行者、自転車、バイクなどにも分かりやすいサイドマーカーと言われるウィンカーも主流になっています。
前後左右、側面にドアミラー装着タイプまで合わせて、日本では、ウィンカーと呼んでいます。
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シーケンシャルウィンカー

2014年10月9日、国土交通省より「装置型式指定規則」及び「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」を一部改正しました。
この改正発表以前日本では、流れるウィンカーについて明示されていませんでしたが、欧州で認められるようになり、日本でも明示されるようになりました。
アウディなどがシーケンシャルウィンカーを採用しています。
これからも、発表されるニューモデルのウィンカーにも期待大ですね。