バッテリー上がりとよく似た症状

スマートキー(電子キー)の電池が切れてエンジンがかからない

スマートキー(電子キー)の電池が切れるとエンジンがかかりません。

エンジンプッシュスタート車でスタートスイッチを押しても反応がない場合、キーをスタートスイッチの上にかざしてみましょう。

車がキーを認識すればエンジンをかけることができます。詳しくは各車の取り扱い説明書を参考にしてみてください。

シフトポジションが「P」に入っていないためエンジンがかからない

シフトレバーが「P(パーキング)」に入っていないと、エンジンはスタートできません。

ブレーキを踏み、シフトレバーをPに戻してからスイッチを押してみましょう。

ハンドルロックされていてエンジンがかからない

エンジンキーやスイッチを押しても反応がない場合、ハンドルを左右に回してみましょう。

ハンドルが何かに当たっているような感覚があり、ほとんど切れない場合はハンドルロックがかかっている可能性があります。

シフトが「P」に入っていることを確認し、ハンドルを左右どちらかに回しながらキーを回すかブレーキを踏んでスイッチを押してみましょう。

ガソリン残量がゼロのためエンジンがかからない

燃料タンクが空になるとエンジンはかかりません。室内灯や電装品が正常に動作し、セルモーターが動いている音がする場合は、バッテリー上がりではなくガス欠かもしれません。

セルモーター自体が故障している

室内灯や電装品が点くのに、セルモーターの回る音がせず、エンジンが始動しない場合は、セルモーター自体が故障している可能性あります。ディーラーや整備工場に連絡を取りましょう。

車のエンジンがかからない時に試してもらいたい・注意したい点10選

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車のバッテリーが上がる原因は?どれくらい放置するとNG?

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ヘッドライトやハザード、室内灯など灯りの消し忘れ

エンジンが停止した状態で、ヘッドライトやハザードランプ、室内灯を点けたままにしていると、電気を消費するのみで充電されないためバッテリーが上がってしまいます。

ヘッドライトなら一晩、室内灯なら40時間ほどがバッテリー上がりの目安です。

また、半ドアになっているのに気づかず、室内灯が長時間点きっぱなしになっていたというケースもあります。

電源を「ACC」か「ON」にして長時間電装品を使っていた

エンジンをかけなくても、電源ポジションを「ACC」か「ON」にすれば電装品を使うことができます。

しかしその状態では電気を消費するのみで充電されないため、電装品を長時間つけたまま、「ACC」や「ON」のまま車を長時間放置したりすると、バッテリーが上がってしまいます。

エンジンをかけずにエアコンやカーラジオを長時間つけていると、バッテリーが上がってしまいます。

3ヶ月以上車のエンジンをかけなかった

全くエンジンをかけない状態で車を放置すると、約3ヶ月でバッテリーが自然放電していまいます。

これは、車に搭載されているコンピューターやカーナビの記憶装置や時計装置が、少しずつ電気を消費するからです。

長期間乗らないことが分かっている場合は、バッテリーのターミナルを外しておくことをおすすめします。

寒さでバッテリーの性能が落ちた

バッテリーの中は「バッテリー液」という希硫酸で満たされていますが、希硫酸は温度が下がると性能が落ちる傾向があります。

新品のバッテリーでも、外気温0℃で約80%、-20℃で50%の性能しか発揮できなくなってしまいます。また、古いバッテリーほど寒さにより受ける影響が大きくなります。