不要な荷物は降ろして燃費向上
車の中にずっと載せたままにしてある荷物にも注意しましょう。約10kgの荷物を積んで100km走ると、余計に必要になるガソリンは21cc。排気量が小さい車や、軽い車の場合には、さらに影響がでます。
またルーフキャリアーも重さはないものの、空気抵抗になるので、燃費が悪くなる要因になりえます。
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ルート選びも大切
ルートを決めておき、迷わずに行くことも大切です。道に迷うと、ガソリンを無駄に消耗してしまうことになります。
また、道が混雑している時は抜け道を通ってしまいがちですが、細い路地や整備されていない道などで一時停止が多かったり加減速が多くなると、逆にガソリン消費をしていまいます。ちょっとした混雑であれば、ストレートな道を選択したほうが燃費を消費する量が少なくなるでしょう。
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クーラーはほどほどに!暖房はOK
クーラーを使うとエンジンに負担がかかり、最大20%燃費を悪くします。燃費を優先するのであれば、できるだけ窓を開けるなどして暑さをしのぎましょう。
ちなみに暖房はエンジンの余熱を主に利用するため、ほとんど燃費を圧迫しません。
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3.燃費向上のためのメンテナンスポイント
どんなに節約術を試しても、車の車の状態が悪かったら意味をなしません。日頃のメンテナンスも怠らないようにしましょう。
空気圧チェックはこまめに
空気圧のチェックは無料でできるので、給油時の習慣にするのが良いでしょう。空気圧だけでなく、タイヤの状態も燃費に影響するので、定期的にチェックします。
また、タイヤそのものの性能も大切です。タイヤは転がるときの摩擦を少なくすれば、燃費がよくなります。タイヤ交換の際は、燃費についても注目して買い換えてみましょう。
しかし摩擦が少ないだけでは、悪天候の日にブレーキ性能が悪くなったり、滑りやすくなったりしてしまうので注意が必要です。
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エンジンオイルは定期的に交換を
車のエンジンオイルは、人間の血液のように重要です。血液がどろどろであると不健康なように、エンジンオイルも汚れていて、どろどろでは調子が悪くなり燃費も悪くなります。
交換の目安は走行距離5,000キロ、もしくは半年を目安などと言われています。出来れば、3カ月に1回は点検してもらうのが最良です。
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エアクリーナーを掃除する
車のエンジンに入れる空気の砂やゴミなどの異物を取り除いてくれるエアークリーナー(エアーフィルター)。エアークリーナーが汚れていると、空気を吸い込む力が悪くなり燃費が低下してしまいがちです。定期的にエアクリーナーの掃除をしましょう。
劣化したアースをアーシングキットで交換する
電気の流れを安定させるためのアースが劣化していると、燃費に関わる場合もあります。その場合、アーシングキットで交換すると良いです。しかし、配線が複雑な車の場合、万が一プラスの線と接触するとショートしたり発火の危険性もあるため素車に詳しくない方にはおすすめできません。
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燃費向上効果のあるオイル添加剤を試してみる
エンジンリカバリーは特に経年車向けにエンジン性能の復活効果が期待できるエンジンオイル添加剤です。ある程度の走行距離を走った車の燃費を改善し、振動音を軽減する効果があります。また、エンジンを劣化させる塩素なども含んでいないため、安全して使えます。
4.ガソリン代節約のための給油術
燃費が悪い車だとガソリン代の出費がかさばりますよね。ガソリン代を節約するために使えるテクニックをご紹介します。
割引されるカードを使ったりセルフスタンドを使う、ガソリンを入れる時間帯などを気をつけることでガソリンの節約につなげることができます。
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割引になるクレジットカードを使う
ガソリン代が割引になるクレジットカードもありますので、活用することが可能です。
リッター2円引きなど小額ですが、塵も積もれば山となります。また、ポイントが貯まったり、ネット会員限定のキャンペーンなどもあるようなので一度確認してみてください。
セルフスタンドを使う
給油だけが目的の場合、手軽に給油できるセルフスタンドを使えば数円くらいとわずかではありますが安い金額で済ませることが出来ます。また、セミセルフという手もあります。
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ガソリンは朝入れると増える?
夜に入れるよりも朝に入れた方が多く入れることが出来るようです。
ガソリンは温度が上がると体積が大きくなり、温度が下がると体積が小さくなります。それで、朝の温度が低い時間にガソリンを入れるとわずかですが多く入れることができます。
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満タンにしないでコツコツ節約
ガソリンを満タンにすると、車体が重くなるので燃費も悪くなります。20リットルずつ給油するとバランスが良いでしょう。
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燃費向上効果のあるガソリン添加剤を試してみる
ガソリン添加剤には、エンジン内部の洗浄のほか潤滑油やコーティング剤としての性質を持ち合わせています。
潤滑性能があるため、燃費改善やエンジンパフォーマンスの向上につながります。
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5.燃費向上のための改造やチューニングテクニック
インナーサイレンサーの取り付け
インナーサイレンサーは、マフラー出口取り付けることで、手軽に排気音量を下げることができるアイテムです。深夜の帰宅時や近所のことを考えて付ける方が多いでしょう。僅かではありますが、インナーサイレンサーを装着することで燃費が向上するケースもあるようです。
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スロットルコントローラーの取り付け
スロットルコントローラーは「スロコン」とも略されますが、エンジン出力の制御装置で、電子スロットルの反応を段階設定して増減してエンジン出力を変化させるというものです。
アクセルを踏み込む量に対して、エンジンの出力が上がると、それに比例してレスポンスも上がるため、スポーティな走りを実現することができます。エコモードにすることで、低燃費走行を実現することが可能です。
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ECUチューンでコンピューター最適化
車の動きはコンピューターによって制御されています。エンジンの細かな動きのタイミングを調整することにより、加速力重視のチューンや燃費重視のチューンも可能になります。
燃費向上グッズは効果ある?
インターネット上では「使うだけで燃費が向上する」と謳うカー用品がたくさん販売されています。商品を詳しく見てみると、紹介したようなアーシングキット、オイル添加剤、ガソリン添加剤なども多くありますが、中には「エンジン内に取り付けるだけ」「マフラーに取り付けるだけ」「ボディに貼るだけ」というアイテムもあるようです。
こういった商品で燃費向上効果を感じられるかは、車やユーザー次第でしょう。紹介した燃費向上テクニックを実行してみてもあまり効果がない、またはさらなる効果を得たいという人は、高額商品でなければ「ダメ元で使ってみようかな」という気軽な気持ちで導入してみてもよいかもしれません。
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