ウォッシャー液の入れ方と補充方法

減った分だけ補充する

減った分だけ補充する方法が最も一般的で簡単に行えるやり方です。手順は次の通り。

  1. ボンネットを開ける
  2. ウォッシャータンクのフタを開ける
  3. ウォッシャー液を補充する

ウォッシャータンクのキャップには、フロントガラスに水をかけているようなマークがあるのですぐ分かります。

車 ウォッシャータンク
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ただし、エンジンルーム内にはウォッシャー液だけでなく、ブレーキフルードやクーラントなどの液体も入っているため間違わないように注意しましょう。

ブレーキフルードのリザーバータンクに誤って入れないよう注意!

特に、ウォッシャー液を補充しようとして、ブレーキフルードのリザーバータンクに間違って入れてしまったというトラブルが発生しているため、初めて補充する際には十分に注意しましょう。

ブレーキフルードのリザーバータンクは、フロントガラスの真下に固定されていることが多く、位置が近いからと間違って水を入れてしまうと危険です。ブレーキフルードは水溶性なので、水に溶ける性質があります。万が一水を入れてしまうと、フルードが水に溶けてしまい本来の機能を果たせなくなってしまいます。

ブレーキフルードは黄色い色をしています。よく確認すれば間違うことはないので、どこへ補充すればいいのかしっかりと確認しておくことをオススメします。

ウォッシャータンクを空にして補充する

ウォッシャー液の種類を変えたかったり、汚れを落としてから補充したいのであれば、一度ウォッシャータンクを空にする必要があります。

ウォッシャータンクを空にする方法は、次の二通り。

  • ウォッシャーホースを外して補充する
  • ウォッシャー液を出し切って補充する

簡単なのはウォッシャー液全てを出し切って行う方法です。ホースを外すということは、タンクの底にアクセスしなければなりません。場合によってはバンパーやフェンダーを外さなければならず、1人では難しい場合も考えられます。

ただし、、ウォッシャー液を出し切ってしまうと、逆にノズルにゴミが詰まってしまう可能性もあります。そのような場合、ホースかタンクを外しキレイに清掃を行い補充するようにしましょう。

補充方法は先ほどお伝えしたように、ウォッシャータンクのフタから入れる方法でOKです。

車の後ろにウォッシャータンクがあることも

気を付けなければいけないのは、リアにウォッシャータンクがある車種です。

例えば、スポーツカーのような排気量が大きくパワーのある車の場合、前後の重量バランスの関係で、リアにウォッシャータンクが取り付けられている場合もあります。トランク内にウォッシャータンクがある車種で補充するなら液をこぼさないよう注意が必要です。

ウォッシャータンクの位置は車によって違います。そのためウォッシャー液を補充する際は、どの場所へタンクがあるのかを事前に確認しておきましょう。

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ウォッシャー液の補充はどこでお願いできる?

ガソリンスタンド
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ウォッシャー液の補充は、車の整備などを取り扱っている店舗であればどこでもお願いすることができます。ただし値段はバラバラで、同じ種類の店でも各店舗によって対応が違う場合があります。

ディーラー

ディーラーでは、一般的に点検時、ウォッシャー液を補充します。値段としては点検内容に組み込まれているので、別途で費用はかかりません。ただしディーラーで販売しているウォッシャー液を使いたいのであれば、液を購入する必要があります。

また、ウォッシャー液を補充してほしいと伝えれば、点検以外でも無料で補充を行ってくれるでしょう。もし気になるようであればひと言伝えてみてはどうでしょうか。

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドでもウォッシャー液の補充を行っています。無料で行っている店舗から300円ほど金額が発生する店舗、店で販売しているウォッシャー液を購入してもらう店舗など店によってさまざまです。

また、大手のガソリンスタンドであれば、会員に入ればサービスしてくれる店舗もあります。

高くても500円程度なので、自分で補充するのがめんどくさいのであれば頼んでみてはどうでしょうか。

カー用品店

カー用品店はカー用品を販売している店舗なので、基本的に、店のウォッシャー液を購入してもらい補充するという店舗が大半です。しかしなかにはガソリンスタンドと同様に、会員に入れば補充サービスを行っている店舗もあります。

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