26：山天大畜(さんてんたいちく)の意味と解釈【易占い】

易占いの山天大畜(さんてんたいちく)ってどういう意味？

占いにおいてどう解釈したらいいの？

このページでは易占いの全六十四卦のなかの「山天大畜」の意味や解釈の仕方を、占う内容別に解説します。

また、「山天大畜」のそれぞれの外卦（上爻 五爻 四爻）や内卦（三爻 二爻 初爻）についても説明します。

山天大畜とは？基本の意味と解釈

何かを起こしたい、始めたいと思っている方にはチャンス到来。

ただし、もう少しだけ手札や実力を補った方がスムーズに動けそうです。もう1つか2つ程度、エッセンスとなる部分を加えたら、自然と流れに乗れるでしょう。

それでは、恋愛や気になる相手の気持ちを占った時、この卦が出たらどう解釈するのか？解説しましょう。

恋愛の読み方

恋人ができる、ゴールインに向けての1歩を踏み出す。そんなことを期待しているかもしれませんが、今すぐには難しいかもしれません。

気持ちはあれど、タイミングが整っていない時期なのです。

月並みですが今は、自分磨きに専心していい時。いい感じになってきたと思う頃には、自然とチャンスが向こうからやってくるでしょう。

相手の気持ちの読み方

今この瞬間を切り取ると、お相手の気持ちはあなたには向いていないかもしれません。でも、その「向いてない」は「嫌い」ではない可能性が高いのです。

そう遠くない時期に来るべき時が来れば「こんなに素敵な人が近くにいた！」と思ってもらえそうな気配。

その時を笑顔で迎えるべく、彼のためにできることを続けてみましょう。

山天大畜の外卦

1つの卦は、6つの実線ないし破線で構成されます。１つの線を爻と呼び、1本1本に意味があるのが特徴です。

そのうち上3本が外卦。下から順に四爻、五爻と、上爻と呼びます。それぞれの爻の意味を解説しましょう。

上爻

ここまで培ってきた実力を、爆発させるかのように活用できる時。願ったことは、ほぼほぼ叶っていくでしょう。活躍できる時期が来たのです。

責任を伴うポジションに就くこともあるかもしれません。ですが、おじけづいたり、不安に思ったりする必要はないはず。

もう、正しく権力を活用する術も身についているはずだからです。

五爻

バネは無理に押さえつけると、押さえつける前以上の力をもって、反発します。

今あなたや、あなたの周りの人はとてもパワフルな状態。でも、今そのパワーを爆発させる時ではありません。

とはいえ無理に押さえつければ、爆発するでしょう。適度に、発散させる場所を設けたり、なだめたりして、コントロールする必要があります。

四爻

好事魔多しという言葉があります。とてもうまくいっている時ほど、小さな危険の兆候に気づきづらくなるものです。

今は、小さな危険が顔を出しやすい時。そして「これくらいはまあ、いいや」という時ではありません。

小さなミスや、ほころびは今のうちにカバーしておきましょう。それが後々、自分を守ることになるはずです。

山天大畜の内卦

1つの卦のうち、上3本の爻は外卦と呼びました。対して下3本の爻を内卦と呼びます。呼び方は下から順に、初爻、二爻、三爻です。

もちろん、それぞれの爻に意味が存在しています。こちらも爻ごとに解説しましょう。

三爻

堰を切ったように、物事が動き出しているでしょう。その流れに乗って、スピーディに動き出していそう。

ただ、無鉄砲に走っているだけでは、思わぬ事故を起こすかもしれません。素早く動くほど、人間の目が追える範囲は限られてきます。

周りを観察することを忘れないようにしましょう。危うい兆候は素早く察知するに限ります。

二爻

「今じゃないかも」。そう感じているならば、その気持ちに従いましょう。

先を行く人がいて焦るかもしれませんが、今浮かんでくる「今じゃないかも」は的を射ています。焦って、濁流に流されてしまう前にその場で様子を見て正解なのです。

「押してもだめなら引いてみろ」ではありませんが、無理に進まないようにしましょう。

初爻

もう５点あれば、合格判定がA判定。今のあなたの実力や準備具合は、こんなところにありそうな気配。あと1歩なのです。

目指すところに向かって、踏み出す気力はありそうですが、勇み足は謹んで。今、気力だけで振り切って前進すると、思わぬ災難を招きこみそうです。

もう少しだけ力を蓄えたら、好機を手にできるでしょう。