悲しいとき、痛いとき、嬉しいとき、様々なシーンにおいて「泣く姿」って、男性よりも女性のイメージが強いのではないでしょうか? 「男は簡単に泣くものじゃない!」というセリフもよく聞きますが、そういった「男意識」が影響して、泣かないよう努力しているわけではありません。実は男性より女性のほうが涙しやすい理由があるのです。

 そこで今回は恋愛カウンセラーの有馬樹里が「男性より女性がよく泣く理由」をお伝えします。

人は、悲しい、痛いなどの「不快」の感情や、嬉しい、感動などの「快」の感情の高まりによって涙を流します。これは男女に共通して言えることですが、涙を流す頻度は男性より女性のほうが高いと言われています。それは、男女脳の構造の違いが深く関係しているからなのです。

■男性と女性の脳の構造の違い



「脳」の構造は男女で違う作りをしています。感情が脳へ及ぼす影響は大きく、脳の構造が男女で異なるからこそ、それぞれ特有な「感情」が現れると言われています。大脳は思考や論理を司る「左脳」と五感を司る「右脳」に分かれていて、「脳梁」や「前交連」といった左脳と右脳を連結する神経繊維の束が存在し、この部分が女性は男性に比べて70%太いと言われています。そのため女性は感情を読み取ることや表現することに長け、共感や情報交換を求める性質があるのです。つまり、脳の構造上、男性より女性のほうが感情が出やすく、涙を流す頻度も高くなるのです。

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■涙が出るもう1つの理由



「悲しい」「痛い」などの不快な感情時に作られるアドレナリンは体内の活性酸素を増加させ、免疫を抑制するなどの、非常に有害な作用がありますが、涙はその状態を改善させる働きがあります。具体的には「副交感神経の活発化」と呼ばれ、悲しい、痛い、嬉しいといった「興奮状態」であるときはアドレナリンが出て、交感神経(別名:昼の神経)が活発化しているのですが、涙を流すことで副交感神経(別名:夜の神経)を優位にし、活発な神経の働きを抑えることができるのです。涙は、副交感神経を強く誘導する働きがあるので気持ちの安定を取り戻すことにはとても効果的だと言えます。

脳の構造上、男性より女性のほうが感情が高まりやすいということから、それを抑えるためにも泣くことが必要になってきます。「泣いてストレス発散!」「彼に振られたけれど、一晩中泣いたらスッキリした!」という女性の声を、耳にしたことはありませんか? 涙を流すことで副交感神経を優位にし、冷静さや穏やかさを取り戻しているという理由で、結果的に女性のほうがよく泣くということになります。

 いかがでしたでしょうか? 「女はすぐ泣く」と、言われてきましたが、それは決して甘えているからではなく、脳の構造が原因だったのです。「感情」が表に現れやすい女性は本能で感情を処理するために、涙が出やすい性質だと言えるでしょう。女性の皆さんは感情を溜めこまずに、思い切り泣いてスッキリしてはいかがでしょうか?
(有馬樹里/コンセプト21)