格闘ゲームの草分けともいるのが、アーケードゲームとして1991年に登場した『ストリートファイターII』。この作品で格ゲーの基礎が固まったといっても過言ではないでしょう。そんなストII人気にさらに拍車をかけたのが、1992年のスーファミへの移植です。ここで初めて格ゲーに触れた人も多くいました。そこで今回は、「スーファミのストIIで格ゲーに初めて触れた子ども」にありがちだったことを、ヒトメボ読者に聞いてみました。


昇竜拳のコマンドの意味が分からない

「説明書の昇竜拳のコマンドを見たとき、どうすればいいか意味が分からなかった」(大阪府・34歳男性)

「昇竜拳のコマンドの『右下』の意味が分からず早々にリュウを使うのを諦めた」(香川県・37歳男性)

昇竜拳は『十字キーを前に入れて下に入れて右下に入れて同時にパンチ』というコマンド。これが矢印で書かれていたので、ぱっと見では意味が分からなかったですよね。より難易度の高いスクリューパイルドライバーなど夢の夢でした。

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強ボタンしか使わない

「パンチもキックも一番威力の高い強ボタンしか使わなかった」(33歳・大分県男性)

「子どもなのでとにかく強い攻撃しかしない。LとRを使う頻度が異常に高かった」(35歳・千葉県男性)

とにかく強パンチと強キックで攻める子どもが多くいました。そのため、すぐに決着が付く大味な試合ばかりが展開されました。

連打とため技しか使わない

「波動拳とか昇竜拳とか複雑なコマンドは無理だったので、連打で出る技やため技しか使わなかった」(東京都・36歳男性)

「連打とため技しかできないから、使うのはガイル、エドモンド、ブランカ、春麗のみ」(福井県・35歳男性)

コマンドを諦めた人が行き着くのがこのパターン。意図せず「待ちガイル」が増えたのでした……。

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投げ技ばかりを狙う

「簡単でダメージが大きな投げ技を連発する」(東京都・39歳男性)

「アーケードモードでもレベル3くらいまでなら投げ技でなんとかなった気がする」(静岡県・37歳男性)

通常の投げ技は方向キーとボタンだけで簡単でしたからね。初心者同士の対戦になるとお互いに投げまくるシーンがよく見られました。

左右入れ替わると対応できない

「1P側ばかりで練習するから、ポジションが2P側になると技が出せない」(群馬県・37歳男性)

「説明書に載っているコマンドが1P側なので、それを忠実に学んだ結果、立ち位置が逆になると混乱する」(富山県・36歳男性)

2P側にならないよう一生懸命ジャンプして1P側に移動したり、ポジションを死守したりする子どももいましたね。2P側でも技が安定して出せるようになるのは意外と難しいですから、ここで挫折した子どももたくさんいました。



ゲーセンではストIIの筐体は大きなお兄ちゃんたちが占拠していて、子どもだとなかなか遊べなかったものです。そんなとき、「家でもストIIができる!」と多くの子どもがスーファミ版ストIIを購入しました。中には今回紹介したような「ありがちな壁」にぶつかった人もいましたが、あのときの盛り上がりっぷりは子どもながらに心躍ったものでしたよね。
(中田ボンベ@dcp)