簡単な漢字こそ、簡単に読ませてはくれません。
今回ご紹介する「緑青」もそうですが、じつは習っていますよ。

じっくり思い出してみてくださいね。

(1)「緑青」の読み方

「緑」に「青」と小学生で習う漢字が並んだ「緑青」。
「りょくせい」と読みそうですが、その読み方は違います。

では、何と読むのでしょうか。
正解は「ろくしょう」と読みます。

そのままでは読まないので、読むときは注意が必要です。
(『広辞苑』より)

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(2)「緑青」とは色のこと?

緑と青なので、緑と青の中間色のことをいうのでしょうか。
緑青は色のことをさしているわけではありません。

じつはサビ(錆)のことをさしているのです。
すべての錆ではなく、銅の表面に生じた緑色の錆のことを緑青と呼びます。

緑青となるのは、化学反応によって。
空気中の水分と二酸化炭素が作用することで、緑青が発生するのです。

この錆に関して、昔は有害とされていましたが、今では無害であります。
緑青は緑色顔料として使われている色です。

顔料で使う緑青は銅の錆ではなく、孔雀石とよばれるマラカイトから採取しています。
(『広辞苑』より)

(3)「緑青」はどこで利用されている?

緑青が利用されているところはどこなのでしょうか。
銅茅葺屋根や銅像、仏像は緑青の色合いを存分に出しているものです。

キレイな緑青色を出すことで、見た目をよくしています。
これ以外にも、ブロンズ像にも利用されています。

こちらは見せ方よりかは保護の観点です。
緑青は表面に膜をできるため、腐食から守ってくれるので、いつまでも原形を留められます。

水道管を銅管になっているところも同様。
浸食を防げるので、長く使用できます。

錆と聞くとあまりいいイメージではありませんが、これにいたってはプラスです。
(『広辞苑』より)

緑と青の組み合わせでろくしょうと読む「緑青」。
錆ではあるものの、エメラルドのような色の緑青は非常にキレイです。

そんな色に出会った際、パッと口から出るとより知的に見えますよ。

(恋愛jp編集部)