日常では使わないけれど、漢字で表記できる言葉はいくつもありますよね。
「嗾ける」という言葉も、漢字で書く機会が少ない言葉のひとつ。
そこで今回は、「嗾ける」の読み方や意味について調べてみました!
(1)「嗾ける」の読み方
「嗾ける」という言葉を、読めますか?
そもそも「嗾」という文字を初めて見た、という方も多いでしょう。
初めて見る漢字だと、読み方のイメージがつかないのも当然です。
ですが、いざというときにサラッと読めたら、鼻が高いですね。
「嗾ける」は「けしかける」と読みます。
一度覚えてしまえば、「嗾」という字も難なく読めるでしょう。
(『広辞苑』より)
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(2)「嗾ける」の意味
それでは、「嗾ける」という言葉の意味についても調べてみましょう。
「けし」というのは、犬などに掛ける声で、勢いづけて相手に向かわせる意味があります。
転じて、煽動したりおだてて、相手を動かそうとすることを「嗾ける」というようになったのです。
また、「嗾」という文字は「嗾す(そそのかす)」と読むこともできます。
どちらにしても、その気になるように仕向けることを意味しており、大抵の場合は悪い方向に導くことを意味する言葉です。
(『広辞苑』より)
(3)「嗾ける」の類義語
「嗾ける」の類義語に、「たきつける」が挙げられます。
「たきつける」はもともと、「火をつけて燃やす」という意味。
転じて「そそのかす、嗾ける」という意味をもつようになりました。
由来は異なりますが、「嗾ける」と同じ意味合いをもつ言葉です。
どちらを使用しても問題ないでしょう。
(『広辞苑』より)
今回は「嗾ける」の読み方や意味をご紹介いたしました。
「嗾ける」は、悪い方向へ導くという意味合いで使用される傾向にあります。
喧嘩などを「嗾ける」ことのないよう、平和的に過ごしていきましょうね。
(恋愛jp編集部)