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SKE48ドラフト1期生が10周年ライブを回顧「あの日のことを思い出したら頑張れる」

日刊SPA!

 2023年11月にグループ加入10周年を迎えたSKE48ドラフト1期生の松本慈子、荒井優希、福士奈央。同年12月17日には10周年を記念した「SKE48 ドラフト1期生 10周年記念LIVE KAWAII♡どらいち♡FESTIVAL ~ずーっとだいすき!~」を、東京・サンリオピューロランド内のフェアリーランドシアターで開催した。
 通常のオーディションではなく、2013年に開催された最初の「AKB48グループ ドラフト会議」でSKE48の各チームから指名されグループに加入した3人。ライブは、同じくドラフト会議で指名されAKB48で活動する下口ひなな(※2024年2月卒業予定)もアンコールにサプライズ出演し、現役のドラフト1期生4人が揃うなど、大きな盛り上がりを見せその幕を閉じた。

 そこで、ライブから約2週間経った2023年末、松本、荒井、福士にリモートでインタビューを行い、ライブに込めた思いや印象的だったシーン、さらに11年目の抱負などを聞いた。

◆■「本当に幸せな1日でした。」

――ライブから約2週間経ちました(※取材時)。まずは改めてライブ全体を振り返っての感想を聞かせてもらえますか。

松本慈子(以下、松本):この3人だから笑顔で始まって笑顔で終わるんだろうなと思っていたんですけど、2人の顔を見たら10年頑張ってきた思いや気持ちが全部よみがえってきて泣いちゃいました。みんな頑張っているのであんまり頑張ってるとか言いたくないんですけど、この日だけは本当に10年間頑張ってきてよかったなって思えましたし、ファンの方は味方なんだなって改めて感じられて、本当に幸せな1日でした。

荒井優希(以下、荒井):私たちだけの衣装とセットリストがあって、私たちを見たくて集まってくださる方がいる、本当に私たちだけのライブでした。今私たちのことを応援してくれている方はもちろん、昔ドラ1を推してたって方も集まってくださって、二度とないような最高のライブになりました。一生忘れられない思い出になって、ドラ1でSKE48に入ってよかったなって思いました。

福士奈央(以下、福士):「今年一番の大きな出来事は?」って聞かれたら毎年ライブと答えるくらい、私の中でライブは大きなものなんですけど、10年間やってきた中でも一番忘れられないライブになったなって思いました。今後つらいことがあってもあの日のことを思い出したら頑張れそうだなってくらい、前向きな気持ちになれる本当に幸せな1日だったので、忘れることはないだろうなって思います。

――会場はサンリオピューロランドでしたけど、どういった経緯で決まったんでしょうか。

松本:元々私たち3人が「10周年で何かやりたいです」ってスタッフさんに言いに行って、何をしようか話し合って、初めの案はバスツアーだったんですけど、そのほかにもいろいろみんなで考えていたときに、優希ちゃんが「ピューロランドは?」って言って。その一言からスタッフさんたちが頑張って実現してくださりました。

――荒井さんはピューロランドがライブ会場として使えることは知っていたんですか。

荒井:何も知らなかったです(笑)。(2023年1月の)「Hello Music Festival サンリオキャラクターズ×48GROUP inパルテノン多摩」に3人共出させてもらっていて、またできたらいいなっていうのもあって、たまたま思いついただけで。

◆■「福士奈央の演出家の血が騒いでました」

――昼公演を観させていただいたんですが、10年選手の『前のめり』と『僕は知っている』は重みというか、説得力があるなと思いました。

松本:その2曲はフルサイズでやりたかったんですよ。私たちにも歌詞がすごく響くし、ファンの方にも気持ちが届いたら嬉しいなと思って。『前のめり』には、歌詞そのままなんですけど、11年目もみんなと一緒に走りたいなという気持ちを込めました。『僕は知っている』は、この曲が出たときは下から数えた方が早かった私たちが、今は前の立ち位置にいるのがエモいなと思って。ファンの人はもちろん、自分たちにも向けて歌いました。

――夜公演のアンコールには、皆さん以外で唯一現役のドラフト1期生、AKB48の下口ひななさんも登場して、4人で『RIVER』『会いたかった』『ファースト・ラビット』の3曲を披露しました。

松本:セットリストを組む前から「絶対ひななを呼ぼうね」って話していました。AKB48グループ全体での握手会とかがなくなってから会う機会が本当になくて、最後に会ったのがコロナ禍前だったので感動の再会でした。『RIVER』と『会いたかった』はドラフト会議の課題曲で、『RIVER』は当時大苦戦したんですけど、今回もドラフト会議のときには尺の都合でやらなかったイントロのストンプに大苦戦しました(苦笑)。でも、特に思い入れの深い曲なので、これはみんなで歌おうって。

福士:『ファースト・ラビット』はイントロにオルゴールの音が入っていて、それがないバージョンもあるんですけど、オルゴール入りにしたところがこだわりです。

松本:10年目にして福士奈央の演出家の血が騒いでました(笑)。

荒井:でも、泣き過ぎて全然うまくいかなかったんですよ。思ってた感じと違ったけど、それもいい思い出ですね(笑)。

◆■「最年少に泣かされる日が来るなんて」

――今回のライブでどの場面が特に印象に残りましたか。

松本:優希ちゃんと私で奈央を挟んだときに、滅多に泣かない奈央が泣いているのを見てもらい泣きしたときですね。そのときには奈央がこれから違う道を進むということを聞いていたので、より刺さりました。

福士:私は、夜公演の進行をしていた優希ちゃんが急に泣きだして「懐かしい!」って思いました。入ったばかりの頃はよく泣いていたイメージだったので、「あのときの優希ちゃんだ」って。ひななも、オルゴールのイントロのときに「みんな10年頑張ってくれてありがとう」って、それでもう…。

松本:ひなながドラフト1期生の最年少なんですけど、最年少に泣かされる日が来るなんて思ってませんでした。成長を感じましたね。

荒井:私は『僕は知っている』が印象に残っていて。松村香織さんと佐藤すみれさんが観に来てくれたんですけど、その2人も「10年やったメンバーの『僕は知っている』はめちゃめちゃしみる」って言ってくれたんです。確かに気持ちの入り方が全然違いましたし、2番もめちゃめちゃ良い歌詞なのに披露される機会が少なかったから、今回できてよかったです。この曲だけはお互いに向かって歌える、すごくいい時間でした。

松本:あと、今回は全員の家族が集結していて、終演後にステージで集合写真を撮ったのがエモ過ぎました(笑)。ドラフト会議で親同士の友情も生まれていて、今でも連絡を取っているみたいなので。

◆■「本当に仲間の大切さを感じた10年間」

――改めてSKE48で10年活動をしてきて、今どんなことを感じているか教えてください。

松本:今回のライブは改めてドラフト会議でSKE48に、Team Sに指名していただけて嬉しかったなって思えた日にもなりましたし、11年目も頑張ろうと向上心が高まりました。最高の同期だったり、スタッフさんだったり、そして大好きなファンの方々に出会えたことに感謝して、11年目もアイドルとしてみんなを幸せにできるように頑張ろうと思いました。

荒井:こんなに続けられると思っていなかったです。思いつきでオーディションを受けて、毎日目の前のことに取り組んでいたら10年経っていたっていう本当に不思議な感覚です。最初の頃、ちゅり(高柳明音)さんに「私のせいで1人の人生を変えちゃった」って言われたことがあったんですけど、さすがに10年続いたんで「指名してよかった」って思ってくれているかなと思います。本当に仲間の大切さを感じた10年間だったなと思いますし、出会えた仲間や見つけてくれたファンの方に感謝して、これからも頑張りたいなって思います。

福士:私もここまで自分が何か1つのことを長い間頑張れたことがなかったので、頑張ってこれて嬉しかったし、10年経って3人でここまでできたことが感慨深いです。本当にここまで楽しくSKE48の活動ができて、ずっとドラ1のイベントを待ってくださっていたファンの方たちと一生忘れられないくらい素敵な1日を過ごさせてもらって、ありがたい環境だなってすごく思いました。

――最後に、今後の抱負ややりたいことを話していただけますでしょうか。

松本:1月には舞台に出演させていただくんですけど、もっといろんなことに挑戦したいです。あと、趣味をお仕事にというか、発信できたらいいなと思っていて。映画だけじゃなくて、あまり話していないんですけどお酒も好きなので、SKE48を好きな人にはもちろん、映画好きな人やお酒好きな人にも自分のことを発信できたらいいなと思っています。

荒井:32枚目のシングルで選抜復帰させていただくことになって、『あの頃の君を見つけた』(2021年)ぶりの選抜なんですけど、上から3番目になっていました。そういうこともあって「もう先輩なんだな」って実感しましたし、自分が11年目にして選抜に入る意味をしっかり考えなきゃなって思いました。前はがむしゃらにやっていたけど、今は一歩しっかり引いて見て、自分にできることを精いっぱいやって、「荒井が入ってよかった」って思ってもらえるように頑張っていきたいです。

――福士さんは4月いっぱいでSKE48を卒業して、SKE48が所属するゼストの社員になることを発表されました。

福士:卒業のお話は「声出していこーぜ!!!」公演が始まる前くらいから本格的にさせてもらっていて、新公演頑張って、夏のツアー頑張って、お笑いの賞レース頑張って、ドラ1のライブを頑張ったら発表しようって進めていたんです。今回のライブが楽し過ぎて辞めたくなくなるんじゃないかって不安だったんですけど、これ以上楽しいことはないんじゃないかってくらい楽しかったので、むしろすごく背中を押してもらいました。この何年かはやりたいと思ったことをすぐにやろうと決めてやってきたので、本当にやり残したことが何もなくて。地元の栃木・佐野でのライブも叶えることができますし、あとはメンバーと楽しい思い出をつくる、ファンの方に感謝の気持ちを伝える、それだけと向き合う期間にしたいと思います。

<取材・文/須田紫苑>

 
   

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