新海誠「すずめの戸締まり」本編最速カット公開!監督コメントも「皆さんが導いてくれた作品だと思います」

2022年11月11日に公開を迎えた映画『すずめの戸締まり』から、最速上映の様子とサプライズ登場した新海誠監督の最新コメントが到着。さらに、本編カットも公開した。

『すずめの戸締まり』は、2016年公開の『君の名は。』、2019年公開の『天気の子』に続く、新海監督の3年ぶりとなる最新作だ。日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく旅をする少女・すずめの解放と成長を描く。九州で暮らす17歳の女子高生・岩戸鈴芽が、“災い”をもたらす扉を閉める「閉じ師」の青年・宗像草太と出会うところから物語が始まる。

■最速上映の様子は?新海誠監督のサプライズ登場も
公開当日となる2022年11月11日の0時から全国6都市11劇場で実施された最速上映。23時過ぎには続々とファンが訪れ、今か今かとスタートを待ちわびていた。そして0時より、遂に上映がスタート。

ヒロイン・すずめが「閉じ師」の草太と出会い、初めて二人で協力して“扉”を閉める場面から物語は大きく動く。二人の前に突然現れた言葉を話す謎の猫・ダイジンによって、すずめが幼少期に使っていた“椅子”に姿を変えられてしまった草太。姿を消したダイジンを捕まえるために走り出す椅子(草太)を追いかけ、すずめの日本各地を巡る“戸締まり”の旅が遂に始まる。

旅の途中で出逢う人たちとの心温まるエピソード、過保護な叔母・環とすずめの関係性、草太が目指す夢や友人・芹澤とのやり取り、“扉”から飛び出す“災い”を封じる幻想的な戸締まりなど、様々な経験を経て、すずめと草太が成長していく姿が描かれる。

圧倒的な作画クオリティと、魅力的なキャラクターたちの繊細な心の機微に加え、新海監督作品では類を見ないほどのアクションシーンや、すずめと草太(椅子)の異色の“バディ”がどんな旅を繰り広げるのかには世界中から注目が集まっている今作。戸締まりの先で知るすずめの真実に、上映終了後は涙を流す人もおり、万雷の拍手の中、最速上映は幕を閉じた。

映画公開時には積極的に全国各地で舞台挨拶を行うほど、ファンを大事にしている新海監督。この日も最速上映を行ったTOHOシネマズ日比谷・新宿の2劇場にサプライズで登場した。

満席の観客へ向かって「みなさんこんばんは。今日は僕たちにとっても3年に1度のお祭りのような日です。皆さんもそのように思ってもらえているなら嬉しいです。今日は僕が一人でここに立たせていただいていますが、僕の後ろにはこの映画に心血を注いでくれた何百人のスタッフや、音楽のRADWIMPSと陣内一真さん、声を入れてくれた菜乃華さんや北斗くんたちキャストの方々がいます。彼らの技を存分に楽しんでください。『ほしのこえ』という作品から20年が経ちましたが、当時は『すずめの戸締まり』のような作品を作るとは思っていませんでした。こういう作品を作るようになったのは、『君の名は。』『天気の子』で沢山の観客に巡り合ったことがきっかけだと思います。なので、僕一人で作った作品というよりは、皆さんが導いてくれた作品だと思います。どうぞ楽しんでください」と語った。

■最新場面カットも見逃せない!
そしてこの度、公開となったばかりの本編から、最新場面カットが到着。

開いてしまった扉を前に驚きの表情を見せるすずめと草太、実家の民宿を手伝う浴衣姿の千果、スナックでお客さんとデュエットするルミ、突如旅に出てしまったすずめを迎えに来る環、環からの電話を受ける稔、すずめの前に現れた草太の友人の芹澤、キュートなダイジンに加え、すずめと環の2ショットや、ひょんなことから出会うことになる環と芹澤の2ショットを公開した。

さらに、先日の「天気の子」の地上波放送の際に一度だけOAされた感涙必至のスペシャル映像「行ってきますPV」が映画公式YouTube・東宝MOVIEチャンネルにて公開。主題歌「すずめ」~「カナタハルカ」のメドレーにのせて紡がれる壮大な約2分のストーリー映像は必見だ。

新海誠監督の集大成にして最高傑作の『すずめの戸締まり』は、2022年11月11日より公開中。

<作品情報>
■『すずめの戸締まり』
公開日:2022年11月11日(金)
原作・脚本・監督:新海誠
声の出演:原菜乃華 松村北斗
深津絵里 染谷将太 伊藤沙莉 花瀬琴音 花澤香菜 神木隆之介
松本白鸚
キャラクターデザイン:田中将賀
作画監督:土屋堅一
美術監督:丹治匠
音楽:RADWIMPS 陣内一真
主題歌:「すずめ feat.十明」 RADWIMPS
制作:コミックス・ウェーブ・フィルム
制作プロデュース:STORY inc.
(C)2022「すずめの戸締まり」製作委員会