イグナイターの寿命と交換の目安は?

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故障症状が表れ始めたら、直ちにイグナイターを交換しなければなりませんが、走行中にエンジンが停止するケースはいきなり発生します。この故障症状があらわれる前に、部品交換をして対策をする必要があります。

また、イグニッションコイルはイグナイターとの相互機関なので、こちらも同時に交換することが推奨されます。おおよその故障タイミングは、約70,000km走行が目安となるようです。この辺りの走行距離で、イグナイターの故障について念頭に置いておきましょう。

経年劣化以外にも、エンジンに熱がこもった場合や湿気もイグナイターの故障原因となるのでエンジン冷却にも注意しましょう。

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車・バイクのイグナイターが故障したときの修理方法

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イグナイターの修理方法は、内部の基盤がダメになっていない場合には、
・内部の電解コンデンサーやトランジスタの交換

全損の場合には、
・イグナイター自体(イグニッションコイルも合わせて)の交換

この2通りが考えられますが、前者は半田付けの技術が必要になり、失敗のリスクが付きまといます。今回は主に、一般的に推奨される後者のイグナイター交換についてご紹介します。※作業の際は、必ずエンジンを止めておかないと危険です。

車のイグナイターの交換方法

エンジンによって、ボルトやネジの規格は異なりますが、10~12mmのレンチとプラスドライバーがあれば十分です。エンジンのプラグカバーを外したときに、プラグコードと繋がっていて、ネジで固定された黒い四角形の箱が見えたら、それがイグナイターです。

プラグコードとネジを取り外し、新品と交換しましょう。

バイクのイグナイターの交換方法

バイクの場合は、電装配線の中からイグナイターを探し、取り付けられたカプラー端子を取り外したら、新しいイグナイターを指し直す、というシンプルな作業となります。

カプラーが外しづらい場合は、ビニールテープを巻いたマイナスドライバーを強く押し当てながら外すことをおすすめします。

イグナイター内部の修理の参考動画

部品さえ手に入れば、修理可能。まずは基盤をBOXから出し、トランジスタとコンデンサを交換。しっかりと半田付けしたら、完成です。