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鈴木誠也と村上宗隆 セ・リーグで「三冠王に最も近い」強打者はどっち?

週刊ベースボールONLINE

過去に7人が達成



広島・鈴木誠也とヤクルト・村上宗隆

 広島・鈴木誠也とヤクルト・村上宗隆。球界を代表する強打者で知られる両選手は「三冠王」を十分狙える選手だ。NPBで過去に三冠王を獲得したのは7人。2004年の松中信彦(ダイエー)以来16年出ていない。セ・リーグでさかのぼると、2年連続三冠王を獲得したバース(阪神)の86年以来現れていない。

 首位打者1回、本塁打王3回、打点王3回を獲得した松井秀喜(巨人)も三冠王は獲得できなかった。02年に打率.334、50本塁打、107打点で本塁打、打点の二冠も、首位打者は福留孝介(中日)で打率.343。3つのタイトルを獲得することがいかに至難の業であることがうかがい知れる。今年は三冠王のスーパースターが出現するか。
通算成績は2020年終了時点

本塁打を量産できれば



広島・鈴木誠也

・鈴木誠也(広島)
通算成績770試合出場、打率.314、144本塁打、474打点

「メジャーに最も近い日本人野手」と評価が高く、侍ジャパン・稲葉篤紀監督も東京五輪の四番に指名するなど全幅の信頼を置く。2019年に打率.335で首位打者を獲得。16~20年に5年連続の打率3割、25本塁打以上と王貞治、落合博満、小笠原道大に次ぐプロ野球史上4人目の記録を樹立した。元ソフトバンクの柴原洋は週刊ベースボールの打撃フォームを分析する「連続写真に見るプロのテクニック」で、「腕っぷしの強い選手で、反動を使わなくても打球が飛ぶことを理解しています。自分を知っていることはプレーヤーとして、とても大きな強みで、『シンプル+腕っぷし』が鈴木選手の安定した好成績を生み出していると言えるでしょう」と評価している。

 常に進化を目指し、昨オフに大胆な打撃フォーム改造を断行。軸足に重心を残してポイントを近づけてスイング軌道も投球に合わせてレベルスイングする新フォームで、今年は開幕から快音を連発している。自己最多は18年の30本塁打と意外に少ない。本塁打を量産できれば、三冠王がグッと近づくだろう。

さらに進化したバッティング



ヤクルト・村上宗隆

・村上宗隆(ヤクルト)
通算成績269試合出場、打率.263、65本塁打、184打点

 相手投手が最も警戒する打者に成長した。スイングスピードが速く、広角に本塁打を打てる。プロ2年目の2019年に全143試合出場で打率.231、36本塁打、96打点をマーク。高卒2年目以内のシーズンで最多本塁打、最多打点と大ブレークした。一方でセ・リーグ記録の184三振と粗さも目立ったが、昨年にさらに進化した。不動の四番として打率.307、28本塁打、86打点。新型コロナウイルスの影響で120試合制だったが115三振と追い込まれても粘り強さが出て、リーグ最多の87四球を選んだ。元中日の立浪和義氏は週刊ベースボールのコラム「立浪和義の超野球論」の中で、「構えからどっしりして、昨年とは打席の雰囲気がまったく違います。もともとすさまじいスイングスピードが魅力の選手ですが、昨年よりスピードがさらに増したような気がします」と成長ぶりを評価する。

 村上は「今まで開幕する前は意識したことがなかったんですけど、今年は3つのタイトル(打率、本塁打、打点)のうち、どれか一つでも獲りにいくという強い気持ちを持ってシーズンに挑みたいと思っています」と決意を口にしている。初の打撃タイトルを目指すが、驚異的な成長曲線で三冠王も決して夢物語ではない。

写真=BBM

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