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1920年代、欧米女性たちの間で流行した「膝小僧」アート

カラパイア

1920年代のファッショントレンド「膝小僧アート」
image credit:albertahenhouse/Instagram

 ファッションおよび美容業界は、トレンドが目まぐるしく変化していく。それらは、常に時代の精神を反映していると言っていいだろう。

 特に欧米では、1920年代には膝丈の短いスカートやショートヘアのボブカット、濃いメイクアップといったこれまでの女性らしい装いとは一転した「フラッパー」と呼ばれる新しい若い女性のファッションスタイルが流行した。

 この時期、今まで注目されることのなかった膝にも、焦点を当てたメイクや絵画がトレンドになったようだ。『Oddity Central』などが伝えている。

膝に施す様々なアートワークがトレンドに


 1820年代は、ファッションやヘアメークにおいて大きな変遷があった時代と言われている。

 スカートの丈が短くなり、シンプルでストレートなシルエットの「アール・デコ・スタイル」や、短いボブスタイルの髪型がトレンドとなった。

 ローウェストで膝丈スカートを着用する、いわばギャルソン・スタイルの女性たちが増えたこの時期、手描きの膝小僧アートが流行した。

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 デザインは、交際相手および好きな男性のイニシャルのような単純な文字から、花のモチーフ、風景、さらには詳細な肖像画まで多岐にわたり、水彩絵の具や油絵の具を使って自分で描く人もいれば、プロの芸術家に描いてもらった人もいたという。



 1925年、当時のタンパベイタイムズには読者からこのような声が寄せられている。

非常に聡明な女性が、膝にアートワークを施すことが最新の流行だと聞いています。女性の中には、恋人の写真を膝に描いたり、広大な海の景色を描いたり、広い港に向かって航行している船といった詳細な絵を描く人もいます。また、非常に可憐で小さな絵を描く人もいて、その完璧なアートワークの詳細を見るには、虫眼鏡が必要の場合もあります。



女性の解放や独立、また10代の反逆の意味が込められた膝小僧アート


 サイト『The Makeup Museum』では、クラリス・ウィルソンという主婦のケースが紹介されている。

 その主婦は、ペイントされた膝のトレンドを利用して、自分の夫に当て擦りの感情を投げつけたのだ。

 最近買った新しい犬に対して、夫が嫌悪感を抱いていることを知っていた女性は、自分の膝に犬の肖像画を描いた。一方、夫のアーサーは、町で最も魅力的な2人の女性の肖像画を膝に描いて妻への報復をしたという。

 また、両親から叱られたり学校から追放されたりした10代の若者たちも、「反逆」を意味する目的でこの膝小僧アートを使用していたという事例もあるそうだ。



 結局、このトレンドは10年ほどしか続かず、その後忘れられてしまったが、少なくとも当時にとって、このユニークなアートワークは女性の「解放」や「独立」が主張された注目すべき段階となったようだ。

written by Scarlet / edited by parumo

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